蓮舫氏が衆院選で立民候補の応援演説 都知事選以来の登場「久しぶりに白いジャケット着ました」
前参院議員の蓮舫氏(56)が21日、東京都渋谷区のJR恵比寿駅前で、衆院選東京7区(東京都港区、渋谷区)に立憲民主党から出馬した元衆院議員の松尾明弘氏(49)の応援演説に立った。
7月7日に投開票された東京都知事選以来となる街頭演説。蓮舫氏は冒頭で「久しぶりに白いジャケット着ました」と話し、聴衆を沸かせた。
東京7区は、元五輪相で参院からくら替え出馬した自民党の丸川珠代氏(53)も立候補している。蓮舫氏は「彼女が民放のアナウンサーとして入社した時、最初に配属された番組が、私がキャスターをしていたニュース番組。元気で頭が良くてチャレンジャーでやる気がある。期待の新人だった。一緒に仕事をしてきた。いろんな思い出がある」と触れた。
さらに「自民党から参議院議員として出た。頑張ってもらいたいと思っていたが、どこからか変わっていった」と〝変節〟を指摘。2010年の民主党政権時、丸川氏が子ども手当関連法案の採決時に「愚か者めが!」「このくだらん選択をしたばか者ども」とヤジを浴びせたことを掘り返し「あの時、少子化対策、若者対策をしっかりしていたら第3次ベビーブームが生まれたかもしれない。それを愚かだと言った」と振り返った。
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件に関わった丸川氏に「822万円は気づかない額では決してない。申告して納税しなきゃいけないんじゃないですか?自分でわからないというのであれば、今回の総選挙で気づかせてあげたらいかがでしょう」と訴えた。
蓮舫氏は総選挙公示日前日の14日、Xで「私は今回の総選挙に一有権者、一国民として向き合います」と不出馬を表明。この日は街頭演説を予告し「私は『間違いはおかしい』と言える政治を創りたいと思います。裏金を『たんなる不記載』と言い放ち、法律を作る代議士の選挙で『ルールを守る』が公約というのも理解できません。納税、社保料負担、物価高の思いがわかる政治家を選んで欲しい」と思いをつづった。
東京7区には松尾氏、丸川氏の他、日本維新の会の前衆院議員小野泰輔氏(50)、参政党の新人石川友梨香氏(28)も立候補している。
(よろず~ニュース・杉田 康人)