前走5馬身差V 国内外でGI・2勝の名牝の初仔が出世レースで連勝狙う
名牝ノームコアの初仔となるシルバーレイン(牡2、美浦・萩原清厩舎)が、土曜東京9Rのアイビーステークス(2歳・リステッド・芝1800m)で2連勝を狙う。
シルバーレインは父エピファネイア、母ノームコア、母の父ハービンジャーの血統。母は19年のヴィクトリアマイル、20年の香港Cなど、重賞を5勝した名牝。さらに叔母のクロノジェネシスは19年の秋華賞、20年と21年の宝塚記念、20年の有馬記念とGIを4勝している。遡れば4代母はラスティックベルなので、フサイチリシャールやフサイチエアデール、ライラプスやビザンチンドリームと同じ一族だ。
6月東京の新馬(芝1600m)は3着に敗れたが、続く8月新潟の未勝利(芝1800m)で初勝利を手にした。それも後方から馬なりでグイグイ伸びて、5馬身差の圧勝。初戦で敗れたことが不思議に思える、圧巻のパフォーマンスだった。今回は一気に相手が強化されるが、鞍上は引き続きC.ルメール騎手。当時の走りが再現できれば、ここも通過点にできるに違いない。