メンバー表の交換を終え、審判団とハイタッチする新庄監督(左から2人目)と小久保監督(撮影・山口登)

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 「CSパ・ファイナルS・第1戦、ソフトバンク−日本ハム」(16日、みずほペイペイドーム)

 日本ハム・新庄監督とソフトバンク・小久保監督が試合前にハイタッチしてメンバー表を交換。その後、両監督と審判団が円陣を組み、全員が手を重ね合わせて健闘を誓い合った。決戦を前に異例の光景が広がり、ファンからはどよめきも起こった。

 CSファーストSのロッテ戦でも吉井監督とハイタッチ。そしてファイナルSでも、同年代でシーズン中からしのぎを削ってきた小久保監督とのパフォーマンスでファンを盛り上げた。

 ペナントレースではソフトバンクが独走で優勝したが、両チームの対戦成績は12勝12敗1分け。小久保監督が「新庄監督が3年かけて作り上げてきたチームだとシーズン中も感じていた。想定としては日本ハムが来るという準備をほぼほぼしていた」と語れば、新庄監督も「最高やん。言ってたじゃないですか。柳田君と近藤君が戻って、言い訳をさせない戦いをしたいから」と、がっぷり四つの戦いに胸を躍らせていた。