収納箱を「見た目重視」でおしゃれにしたけれど、出し入れが面倒…。38歳ひとり暮らしが辿り着いた「楽に続く収納」の作り方
40代は、「人生の折り返し地点」とも言える年代です。38歳でひとり暮らしをするインスタグラマー・YouTuberのnamytoneさんは、80歳の祖母の体調不良がきっかけで「人生の折り返し地点」を意識するようになったそう。namytoneさんは「暮らしも仕事もまだまだ色々あるけれど、人生後半は楽しくご機嫌に過ごしたい」と語っていて――。そこで今回は、namytoneさんの著書『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』から、人生後半を楽しむための暮らし方を一部ご紹介します。
【写真】namytoneさんが辿り着いた「楽に続く収納方法」
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見た目より「楽に続く」収納へ
おしゃれな収納箱をズラリと並べ、整然と整理してあっても、出し入れが面倒だと結局散らかってしまいます。
開ける時はスムーズでも、閉める時にちょっと引っかかるだけで、もう出しっぱなしになってしまう……。
無印家具時代は、「出したものを戻す」というアクションはさほど苦ではなく、収納が綺麗に整理されていることに満足感がありました。
それが年齢を重ねるにつれ、戻すのが億劫になり、「見た目重視」だと綺麗な状態をキープできなくなってきました。
「何に」収納するかより……
そこで収納の考え方を見直して、「楽な出し入れ」を意識するように。
「何に」収納するかより、「どのように」収納するかを重視して、リバウンドしない、続く収納を心がけるようになりました。
『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(著:namytone/インプレス)
自分の行動と照らし合わせて色々と考えて、「楽な開閉」「楽な出し入れ」「1アクション」「片手」こそ“続く4アクション”だという答えに辿り着き、意識して収納スペースを作っています。
とはいうものの、4アクションが揃ったベストな収納方法に落ち着くのはなかなか難しいもの。いいと思って取り入れてみても、なぜかものを元に戻さないパターンもあります。
なので、収納を考える時は、その収納が続くか、数日使いながらリバウンドチェックをします。
色んなシーンで何度も開閉してみて、不都合を取り除き自分なりにバージョンアップさせていきます。
続く収納は一日にしてならず
スマホでパシャリと部屋を撮影するのもおすすめ。
片付いていない場所や、使いにくそうな場所は、肉眼で見るよりも客観的に見られるので、ハッと気付くことができます。
続く収納は一日にしてならず。今はベストな方法でも、数年後にはまた変わってくるかもしれません。
完成したと思えば簡単に崩れるし、あっという間に振り出しに戻ります。
年齢や暮らし方に合わせて、「見直し続ける」ことが大切です。
雑貨や小物を飾るポイント
それから、飾ることについて。
ひとり暮らしを彩ってくれる雑貨や絵画などは大好きなのですが、飾りすぎると部屋を雑多に見せてしまいます。
なので、飾るのは最小限に。あちこちにお気に入りをちりばめたい気持ちをグッとこらえて、基本は本棚の一角だけと決めています。
部屋のインテリアは、「限られているからこその魅力」があります。
昔は壁という壁に棚を付けて小物を飾っていたのですが、晴れて卒業することができました(笑)。
アレもコレも並べたいなら、月ごとに「アレ」と「コレ」を交代で並べるようにするといいと思います。
棚の上に季節の花を飾ったら、他の置物は棚の中か他の場所にしまっておく。そうすることで、花の存在感が際立ちます。
また、月ごとにリビングにあった棚を寝室に移動させたり、照明の位置を変えたりして楽しんでいます。
持ち運びやすい家具ばかりなので、定期的な模様替えも苦ではありません。
※本稿は、『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(インプレス)の一部を再編集したものです。