復帰に猛烈な抗議を浴びたスンハン(写真:アフロ)

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韓国の男性アイドルグループ「RIIZE(ライズ)」のスンハン(21)が約10カ月ぶりに活動復帰を発表してからわずか2日後の10月13日、グループを脱退した。その裏にあった、ファンからの“猛烈な抗議”に波紋が広がっている。

スンハンは’23年9月、RIIZEのメンバーとしてデビュー。しかし、デビュー前の練習生の期間の姿と思われるプライベート写真がネット上に流出。拡散された未成年喫煙やキス画像などの動画や写真などが問題となり、11月には所属事務所のSMエンターテインメント(以下、SM)から無期限活動休止が発表されていた。

それから約10カ月後の今年10月11日、RIIZEのプロデューシングを行っているSMエンターテインメントのWIZARDプロダクションが、スンハンの来月からのグループ活動復帰を発表。しかし、スンハンを待ち受けていたのは猛烈なバッシングだった。

「スンハンの復帰を望まないファンが、SMの社屋前にスンハンの名前が書かれた葬儀用の菊の花輪を大量に送りつけたのです。不祥事自体が許せないという人の他だけでなく、韓国では年末に向けて授賞式シーズンとなりますが、デビュー直後に活動休止していたスンハンが授賞式に出席するのが許せないという人も多かったようで、菊輪には“スンハンはただ乗りをやめろ”などの文字が書かれていました。それも、想像をはるかに超える量でした。復帰しないでほしいという気持ちを抱くことは理解できますが、葬式花を送りつけるのは酷すぎます。

SNS上でも“#RIIZE_is_6(ライズは6人)”などのハッシュタグが付けられた抗議が相次ぎ、“デビューからグループを成長させてきたのは残ったメンバーの6人”というファンの強い主張が飛びかっています。スンハンの心が心配です」(RIIZEのファン)

こうした批判を受け、復帰発表のわずか2日後の13日、スンハンのグループ脱退が発表された。同日、スンハンはファンコミュニティ「Weverse」に直筆のメッセージを掲載。《僕がグループを脱退することが皆のための道だと考えました》とし、《ファンの方々にもこれ以上混乱させて傷つけたくないし、メンバーにもこれ以上被害を与えたくない。そして会社にもこれ以上被害を与えたくない》と脱退を決意した心境を明かした。

また、《僕にまたチャンスを与えようと努めてくださった事務所とメンバーには感謝の気持ちを伝えたい。あまりにも未熟な僕ですが、これまで応援してくれた方々に申し訳ないと同時に、感謝しています》と思いを述べ、《RIIZEを愛してくださる皆さんが、僕のせいで争っていることもとても胸が痛いです。僕の愛するRIIZEがこれからもっと愛されることを祈り、心から応援します》と感謝とエールを送った。

復帰発表から2日後の電撃脱退となったが、生きている人間の名前が書かれた葬儀用の菊の花輪がズラリと並んだ異様な様相に、日本でもX上では“一線を超えている”と批判する声が上がっている。

《RIIZE曲とメンバーちょい知ってるくらいだったけどさすがにアンチやりすぎ。推しがこんなんされて悪いことしたとしても復帰して事務所の前に葬式の花いっぱい並べられて帰ってくるなとか6人が良かったとか言われて2日で脱退したら絶対辛い。スンハンさん、とにかく死んで欲しくない》
《スンハンのやらかしは擁護されるような内容ではないし普通に本人にも非があると思うけど、それはそうとしても葬式用の花を大量に送り付けるとかいうのは間違ってると思うんよ。そういうことした時点でもう目的が「抗議」から「虐め」にすり変わってしまってるでしょ。やるならやるで正攻法でいけよ…》
《スンハンのやつほんまに怖すぎて震えるこんなんだから自殺者多いんだよKPOP》
《そもそも生きてる人間に葬式花って道徳0点すぎ。どう生きてきたら葬式花送ろうっていう思考になるの????》