NES版テトリスの真の上限レベルを突破して2周目に突入した人物が現れる、勝負はキルスクリーンを超えて2周目の世界へ
NES(海外版ファミリーコンピューター)向けのテトリスには「レベルの上昇とともにテトリミノの落下速度が上昇し、一定以上のレベルになると常人ではまともなプレイが不可能なほどの速度に達する」という特徴があります。動画配信者のdogplayingtetris氏は、この超高速状態のテトリスを1時間以上プレイし続け、最終的に速度上昇を一巡して初期レベルへ再突入するという偉業を成し遂げました。
https://arstechnica.com/gaming/2024/10/nes-tetris-first-ever-rebirth-loops-past-level-255-and-back-to-zero/
NES版テトリスはレベル29に到達すると落下速度が急上昇して操作が非常に困難になります。長年の間、レベル29は上限レベルだと考えられていたのですが、2010年代〜2020年代頃に「タッピング」や「ローリング」といった高速連打技法が流行してレベル30に突破するプレイヤーが続出。そして、2024年1月には処理落ちでゲームが強制終了してしまう「キルスクリーン」に人力で到達したプレイヤーが現れました。
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NES版テトリスの記録挑戦者の中には「キルスクリーンを回避してゲームを続行できる修正版テトリス」を用いてさらなる記録挑戦に臨む人たちもいました。dogplayingtetris氏も修正版テトリスを用いて記録に挑戦しており、2024年10月6日のライブ配信中に「真の上限レベルを突破して2周目に突入」という偉業を成し遂げました。ライブ配信のアーカイブは以下の埋め込み動画で確認できます。
First Ever REBIRTH in NES Tetris - YouTube
レベル29には難なく到達。
56分50秒には鬼門のレベル235に到達。レベル235はテトリミノの落下速度が超高速なことに加えて「テトリミノが目視しにくい配色」「810ライン消さないと次のレベルに進めない」という難関レベルです。
レベル235を突破したdogplayingtetris氏は集中してプレイを続け、真の上限レベルであるレベル255に到達。
そして、動画開始から1時間21分25秒で2週目の世界に突入しました。
歓喜のあまりベッドに飛び込むdogplayingtetris氏。
2週目の世界では落下速度がリセットされているため、ゆっくり水分補給する余裕もあります。
その後もプレイを続け、最終的にレベル91まで到達。dogplayingtetris氏は満足げな表情で「GG(グッドゲーム)」と述べ、ゲームを終えました。
なお、NES版テトリスでの2週目への突入は「Rebirth(リバース)」と呼ばれているとのこと。dogplayingtetris氏はInstagramでリバースを達成した喜びと感謝をシェアしています。