斉藤慎二(C)日刊ゲンダイ

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 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(41)が20代女性への性的暴行容疑で警視庁に書類送検されたことが明らかになり、芸能界に衝撃が走っている。

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 斉藤は2017年に結婚したタレント瀬戸サオリ(36)との間には現在4歳の長男がいるが、23年8月には福岡のキャバクラ勤務の女性と、同9月には14歳年下の元グラビアアイドルと不倫報道があった。女癖の悪さは枚挙にいとまがなさそうだが、斉藤は体調不良を理由にことし9月から活動を休止。今回の書類送検の容疑は7月だった。芸能リポーターの平野早苗さんが言う。

「活動休止の理由は体調不良ではなかったということでしょうか。それもそうですけど、テレビ番組のロケ車の中で不同意性行為に及んでいたとすれば、とてもショックです。ロケ車は私たちもワイドショー取材などで毎日のように使っていましたから、なんだか汚されたような気分になります」

 スポーツ紙芸能記者からはこんな声が上がる。

「ロケ車の中で性的暴行に及んだとすれば確信犯に近いと思います。スタッフに中に入らないようにさせて、カーテンを閉めて、相手の女性が拒絶し逃げようとしたり大声で助けを呼んだりしても届かないようにしたのではないか。慣れた手口で常習性すら感じます」

 斉藤の妻の瀬戸サオリはSNSで「この件で性的暴行と報道されておりますが一部事実と違う報道がされております」とつづっているが、被害女性は「絶対に許さない」と話しているそうなので、言い訳できる状況ではなさそうだ。

 某芸能プロ社長は「こうした性的暴行や性的ハラスメントはよく聞く話」として、こう続ける。

「本件の現場がロケバスなら、制作スタッフや共演者らが全く見聞きしていないとはとても思えない。斉藤の欲望を知った上で、それを満たすために動いた可能性もあるのでは。松本人志は取り巻きの芸人らを何人も引き連れていましたが、芸人関連の番組はプロデューサーらも女衒的な気づかいができないと務まらないところが多分にあるんです。とくに大物タレントの機嫌を損ねると収録が回らなくなるので、現場のスタッフは見て見ぬふりをするか、芸人の味方をしなければならず、優しく真面目なスタッフほど病んで、去っていってしまうのです」

 斉藤も松本人志と同じ吉本興業所属。

「実は吉本興業のタレントでは、まだ表に出ていないスキャンダルもあるとの噂があります。吉本は番組制作の大手であり、大阪万博や沖縄国際映画祭など、国家的なイベントにも多数関わっています。そんな大看板だからか、やりたい放題していいと勘違いするタレントが出てきてしまうのでしょうね」(前出の芸能プロ社長)

 斉藤の裏の顔はこれから露見していくだろうが、表では過去に壮絶ないじめ体験があったとして、講演などでこう主張していた。

「もし、人を傷つけている人がいるなら絶対にやめてほしい。その人は一瞬で忘れるかもしれないけど、いじめられている側は一生忘れない。僕は一生恨んでいます。自分がやったことを後悔して、これから自分は変わっていくんだ、これからは人を傷つけずに生きていくんだという気持ちを持ってくれたらすごくうれしい」

■松本裁判の真っ最中

 こうした活動によって好感度が高く、売れっ子タレントとしてテレビ番組に多数出演。しかし、先輩の松本が性加害報道を巡って法廷バトルを繰り広げているさなか性的暴行に及んでいたとすれば狂気の沙汰である。

 吉本興業は報道後、斉藤との「契約解除」を発表したが、前出の社長の見方はこうだ。

「まさにトカゲの尻尾切りでしょうね。行状を知っていながら活動休止で逃がし、書類送検が報じられた途端にこの処分。事務所ぐるみであるという追及を避けるためのものでしょう」

 芸人にモラルを期待するのは八百屋で魚。斉藤は芸能界追放決定だ。

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 斉藤慎二が報道時に「メンバー呼ばわりされることに対する違和感が広がっている。●関連記事【もっと読む】ジャンポケ斉藤慎二 書類送検で「メンバー」呼ばわりに識者が疑問呈す…ピン芸人なら何と報じる?…では、識者が違和感の正体を解説している。