テレビ東京(2023年10月撮影)

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テレビ東京は3日、都内で定例社長会見を行った。石川一郎社長は「新規の契約をしない」としていた、STARTO ENTERTAINMENT(スタート社)所属のタレントについて、新たに番組に起用することを再開したことを発表した。

石川社長は「テレビ東京は去年から1年かけて、旧ジャニーズ事務所といろいろな話をしてきた。ここにきて進展があった。被害者の救済がかなり進んで、補償金が支払われていることが確認できた。ファンクラブの事業もスタート社に継承して、SMILE−UP.(スマイル社=旧ジャニーズ)は関わらない。ガバナンスの確立と経営の分離を求めてきたが、藤島ジュリー景子元社長が関連会社の取締役を外れた。今後も取引を続けながら、話し合って改善を要望していく」と話した。

長田隆専務は「著作権は引き続きスマイル社との対話を続けながら、確認していく。我々としては経営のの分離を進めて欲しいと。その点、大きく前進したと判断しています」。新たなキャスティングについては「まだ、全く動いてない。スタート社さんとは新規になるので、向こうの考えもある。新規に契約を確認させていただいてということになる」と説明した。