連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合 毎週月〜土曜8:00〜ほか ※土曜は1週間の振り返り)が9月30日よりスタート。B'zによる主題歌「イルミネーション」が物語を彩り、視聴者から「B'zの朝ドラ主題歌よい!さわやかー!」「主題歌のイルミネーション最高」「テンションが上がる」などと反響を呼んでいる。楽曲を聞いて涙を流したという制作統括の宇佐川隆史氏に、B'zの起用や楽曲の印象について話を聞いた。

連続テレビ小説『おむすび』の主題歌を担当するB'z

連続テレビ小説(朝ドラ)第111作となる『おむすび』は、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)がギャル文化と出会い、やがて栄養士として、“縁・人・未来”と大切なものを次々と結んでいく物語。結はどんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進む。

ポップなタイトルバックとともに毎朝流れるのが、主題歌「イルミネーション」。B'zは同楽曲について「泣いて笑って山を越え谷を越え進んでいくように生きて、たどり着いた場所には、無償の愛情に満ちた輝きを放つイルミネーションが待っている。そんな希望を持ちながらこの“おむすび”の主題歌を作りました。明るいエネルギー溢れるドラマとともに楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントしている。

宇佐川氏は、本作の企画書を書いていたときにB'zの楽曲を聞いていたという。

「大変だけど頑張ろうよ、という私たちを励ましてくれる曲がB'zさんの中には沢山あって、実際にそういった曲を聴きながら企画書を書いていました。その曲は“いろいろ大変だけど心配ない問題ない”と私たちに問いかけていて、それこそ明るく力強く日々を進む“ギャルマインド”と共通しており、私たちがドラマの中で見ている人に伝えたいことだと思い、聞きながら自分を奮い立たせてこの物語を作るぞと企画書を書いていました」

そして、「B'zさんはスポーティーな曲やカッコいい曲も沢山ありますが、その中に日常を歌っている曲も非常に魅力的なんです。私が企画書を書く際に聞いていた曲や『Easy Come, Easy Go!』など、肩ひじ張らずに楽しんでいこうよという曲、私は“日常の曲”と手紙に書きましたが、そういう曲を求めていますと。そういうB'zさんの曲が今回の朝ドラの曲としてふさわしいのではないかと、非常に暑苦しい感じで(笑)、手紙を書きました」とB'zにオファーしたときに手紙に書いたメッセージを明かした。

B'zの反応については「ものすごく喜んでらっしゃいました」と明かし、その反応に驚いたと宇佐川氏は振り返る。

「朝ドラの主題歌なんて光栄だとおっしゃっていたようで、そんな風に思っていただいていたんだと。これまでの朝ドラを作ってきてくれた人たちのおかげでもあるので、本当に感謝しましたし、B'zさんに引き受けて頂き、責任重大だなと思いました」

これから半年間、B'zの「イルミネーション」が『おむすび』そして主人公・米田結に寄り添い、盛り上げていく。