Microsoftは9月30日(米国時間)、「Emails sent using Outlook Desktop results in Non-Delivery Report [0x80040305-0x00000000-0x00000000] - Microsoft Support」において、Outlookデスクトップからメールを送信した際に「0x80040305」を含む予期しない配信不能レポートが表示される問題を修正したと発表した。この問題は2023年12月に報告されたもので、「Outlookにメール送信の不具合、大量のフォルダが原因の可能性 | TECH+(テックプラス)」において概要を伝えている。

Emails sent using Outlook Desktop results in Non-Delivery Report [0x80040305-0x00000000-0x00000000] - Microsoft Support

○Outlookの不具合の概要

Microsoftはこの問題が2019年6月5日(米国時間)に「Lifting the 500 Folder Limit in Outlook」として報じた問題に似ていると説明。2019年に発生した問題は、500を超えるフォルダを含むメールボックスの同期がランダムに失敗し、メールボックス間で一貫性が失われるというものであった。このとき、Microsoftは共有フォルダを対象として解決策を提供したが、プライマリメールボックスで問題が発生することは考慮していなかったという。

○修正バージョン

Outlookチームは問題を修正したと発表。下記リリースにて修正バージョンを配布予定としている。

ベータチャネル: Version 2410 (Build 18127.15020) - 2024年10月初旬リリース予定

現在のプレビューチャネル: Version 2410 (Build 18129.20000) - 2024年10月9日リリース予定

現在のチャネル: Version 2410 (Build 18129.20000) - 2024年10月29日リリース予定

月次エンタープライズチャネル: Version 2410 (Build 18129.20000) - 2024年12月10日リリース予定

なお、Microsoftは問題の影響を受けているユーザーに対して、複数の回避策を提示している。修正バージョンのリリースを待てないユーザーは、「Outlookにメール送信の不具合、大量のフォルダが原因の可能性 | TECH+(テックプラス)」にて伝えた回避策を実践することで影響を軽減できる可能性がある。