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プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(65)が2024年9月30日にユーチューブを更新し、中日の次期監督を独自予想した。

「井端は野球を考えられる。そういう人にやってほしい」

2連続で最下位の中日は今シーズンも低迷し、9月30日時点でリーグ最下位に沈んでいる。就任3年目の立浪和義監督(55)は、今シーズンの成績の責任を取る形で、9月18日の阪神戦後に退任を表明した。

動画では、インターネット上でさまざまな候補が挙がっていることを説明し、高木氏が独自の視点から監督候補に言及した。

高木氏は「立浪監督は(中日)OBで生え抜きで、チームに対して愛情があった」と切り出し、次にように持論を展開した。

「そういう人が(監督を)やって、じゃあ次に誰を持ってくればいいかというと、もう一目瞭然だよ。俺は井端(弘和)がいいと思う。もう、WBCの監督を剝がしちゃえみたいな。チームのために。WBCが終わってからのチャンスもあるけど、野球を深く知っている。あとは、井端は野球を考えられる。そういう人にやってほしいと思う」

井端氏は97年ドラフト会議で中日に5位で指名され入団。中日で主力として16年プレーし、13年オフに巨人に移籍した。現役引退後は巨人のコーチなどを務め、その後、日本代表のコーチ、U-12の監督を歴任し、23年に日本代表監督に就任した。

スポーツ紙などの報道によると、井端氏の日本代表監督の任期は24年11月の「国際大会プレミア12」までだったが、26年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで指揮を執ることになったという。

「矢野氏は阪神色が強くなっている」

このような背景を踏まえた上で、高木氏は井端氏の名を挙げた理由に言及した。

「全日本が井端監督を(監督に)推すように、それなりのものを絶対に持ち合わせている人間だから。立浪という男が育てた選手たちを、継承してくれると思う。それでまた大きくしてくれる。井端がいいなと考えていたけれども、WBCを引き受けた以上、責任は全うするだろうし、なかなか難しいとは思う」

そして、番組アシスタントが、中日OBで阪神の元監督である矢野燿大氏(55)がインターネット上で監督候補に挙がっていることを説明。

高木氏に「矢野さんという声が上がっていることに関してはどうですか?」と投げかけると、高木氏は「(矢野氏が)中日にいたときを知っているが、阪神色が強くなっているから、なんか俺はちょっとピンとこない」との見解を示した。

一方で、次期監督候補として名前が挙がっている井上一樹2軍監督(53)に関しては、「人柄もいいし、しっかりコミュニケーションをとれる人」と評価し、「順当にいけば、井上一樹という人間が順当かなと思うが、俺がGMだったらたぶん井端に話に行く」と語った。

中日は今シーズン序盤にリーグ首位に立つも失速。課題の得点力不足が解消できず、4年連続のBクラスが確定している。