【ブンデスリーガ】フライブルク 0-3 ザンクト・パウリ(日本時間9月28日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)

【映像】堂安律、急加速ドリブルで敵4人翻弄の瞬間

 ドイツの地で日本代表アタッカーが相手守備網を切り裂いた。フライブルクの堂安律がザンクト・パウリ戦で、ボックス内で4人もの相手選手に囲まれながらも見事な突破からのシュート。このシーンには視聴者も「堂安えぐいて」「今のすごかった」と絶賛していた。

 2連勝中のフライブルクがホームにザンクト・パウリを迎えたこの一戦。前節のハイデンハイム戦でスーパーゴールを決めた堂安は、4−2−3−1のシステムの2列目右サイドで先発出場を果たした。

 注目のシーンはフライブルクが0−1と追いかける展開で迎えた39分だった。攻めるフライブルクは、MFマキシミリアン・エッゲシュタインが相手ボックス手前でクリアボールを拾うと、ダイレクトで堂安に託した。

 堂安はボールを受けた直後に相手の素早い寄せを一瞬でかわすと、その勢いのままボックス内の密集地に向かってドリブルを開始。相手DF4人に囲まれながら急加速する突破でボックス内に侵入すると、左足で鋭いシュートを放った。シュートは相手GKのビッグセーブに弾かれたものの、堂安が個人技で打開して相手ゴールに迫った瞬間だった。

 解説の鄭大世氏が「4人ほど敵がいましたがよくぬっていきましたね。ボックスの中だから易々と相手も足を出せないですが、こうやって華麗にシュートまでいける選手はなかなかいないですよね」と絶賛したシーンには、ABEMA視聴者も興奮。コメント欄には「堂安えぐいて」「今のすごかった」「堂安れべち」「個人技やってんな」「堂安やっぱ目覚ましてくれる」「うめえ!」など称賛の声が寄せられた。

 スタッツサイト『Sofascore』によると、この試合で堂安はデュエルに14回チャレンジして7回成功を収めるなど球際での強さを発揮。ただ、84分にゴールネットを揺らし2戦連続ゴールかと思われたが、味方のオフサイドで取り消しになるなど運にも見放され、チームも0−3で大敗した。

 それでも、試合後にABEMAのインタビューに応じた堂安は、下を向くことなく笑顔で神対応。元日本代表でガンバ大阪では堂安とチームメイトだった解説の今野泰幸氏は、「まじで、こんな良い対応してくれるんだって泣きそうになりました」とコメント。見事な振る舞いに賛辞を送った。

(ABEMA/ブンデスリーガ)