トッテナム、マンUに完勝で公式戦4連勝達成! “快足CB”ファン・デ・フェンが先制点を衝撃アシスト

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 プレミアリーグ第6節が29日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムが対戦した。

 イングランドを代表する強豪クラブ同士が激突する。ここまで5試合を消化したリーグ戦で2勝1分2敗を記録しているマンチェスター・ユナイテッドは、マーカス・ラッシュフォードやマヌエル・ウガルテなどが先発。本拠地『オールド・トラッフォード』で公式戦3試合ぶりの白星を狙う。対するは、同じくリーグ戦2勝1分2敗の勝ち点「7」で並ぶトッテナムだ。ニューカッスルとアーセナルに連敗を喫した同クラブだが、現在は前節ブレントフォード戦も含んで公式戦3連勝中。ドミニク・ソランケらが先発した一方、負傷したソン・フンミンがメンバーから外れている。

 試合は、開始早々の3分にトッテナムがスコアを動かす。立ち上がりから果敢なプレッシングでマンチェスター・ユナイテッドを苦しめると、ミッキー・ファン・デ・フェンがハーフライン付近で相手のカウンターの芽を摘み取る。そのままドリブルを開始し、持ち前のスピードを生かして突破。ボックス内でDFを振り切ってグラウンダーのクロスを送る。大外から飛び込んできたブレナン・ジョンソンが押し込み、トッテナムが先制に成功した。

 攻勢を強めるトッテナムは、20分に最終ラインからビルドアップ。デスティニー・ウドジェがティモ・ヴェルナーとのワンツーでDFを剥がして左サイドを突破する。ドリブルで持ち運び、パスを受けたデヤン・クルゼフスキが右サイドで待つB・ジョンソンに展開。右足でシュートを狙うが、左ポストに跳ね返された。

 さらに、33分にはトッテナムが左サイドでコーナーキックを獲得。ジェームズ・マディソンのクロスをD・ソランケが頭で合わせるがボールは後方へ。だが、右サイド深くでペドロ・ポロがこぼれ球を回収。右足から入れられた鋭いクロスをクリスティアン・ロメロがアクロバティックに合わせたが、ボレーシュートは枠の右に外れてしまった。

 直後の39分には、またもトッテナムが決定機を作り出す。自陣深くでボールを奪い、ロングカウンターの流れからヴェルナーが背後に突破。裏に抜け出してGKと1対1の局面を迎えたものの、シュートはGKアンドレ・オナナに防がれた。そんななか、42分にブルーノ・フェルナンデスが足裏を見せながらタックルしたことで退場。マンチェスター・ユナイテッドは10人での戦いを強いられることとなった。加えて、前半終了間際にはコビー・メイヌーが負傷交代を余儀なくされた。

 リードして後半に突入したトッテナムは、47分に追加点を奪取。D・ソランケのヘディングからB・ジョンソンが右サイドを抜け出し、ペナルティエリアへと侵入してクロスを送る。ブロックを試みたマタイス・デ・リフトの足に当たったボールは、軌道を変えながらニアサイドに駆け上がるクルゼフスキのもとへ。ワンタッチで確実に決め切り、トッテナムがリードを2点に広げた。

 77分には、トッテナムが左サイドでコーナーキックを獲得。交代直後のルーカス・ベリヴァルがクロスを送り、ニアに飛び込んだパペ・マタル・サールが頭で後方に逸らす。最後はD・ソランケが押し込んで3点目を挙げた。反撃したいマンチェスター・ユナイテッドだったが、85分にはメイソン・マウントも負傷交代となってしまう。

 結局、そのまま試合は3−0で終了し、トッテナムが勝利した。次節、マンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグ(EL)を挟み、来月6日にアウェイでアストン・ヴィラと対戦。トッテナムはELを挟み、来月6日にアウェイでブライトンと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 0−3 トッテナム

【得点者】
0−1 3分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム)
0−2 47分 デヤン・クルゼフスキ(トッテナム)
0−3 77分 ドミニク・ソランケ(トッテナム)