「ボルト当たった」…高級車で言いがかりの夫婦「喫茶店でも因縁つけクレカ悪用か」逮捕直後の衝撃画像

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詐欺容疑で30代の夫妻が再び逮捕された。

警視庁犯罪収益対策課が9月24日に詐欺の疑いで再逮捕したのは、東京都江東区豊洲の職業不詳・斎藤貴聡(32)と妻の智華(33)の両容疑者だ。逮捕容疑の事件は今年3月13日に起きた。

「都内の喫茶店で、夫婦は男性客に『身体がぶつかった』などと因縁をつけて110番しました。駆けつけた警察官がよく話し合うよう諭すと、夫妻は男性客に本人確認のため身分証の提示を要求。撮影した個人情報をもとに男性名義のクレジットカード(クレカ)を作り、家電量販店でスマートフォン1台(約19万円相当)を騙しとるなど悪用したとされるんです。調べに対し夫婦は黙秘しています」(全国紙社会部記者)

『FRIDAYデジタル』は今年9月9日配信の記事で、夫婦が高級車に乗りトラック運転手などに言いがかりをつけクレカを偽造したとされる事件について詳しく報じている。再録し、驚きの手口と逮捕直後の衝撃写真を紹介したい(内容は一部修正しています)ーー。

高級車が傷ついた」

「飛び石で高級車が傷ついた」

「ボルトが飛んできて当たった」

男女3人組はこう因縁をつけ、トラック運転手の免許証を撮影。画像を不正利用しクレカを偽造していたという――。

9月4日までに警視庁犯罪収益対策課が詐欺などの疑いで逮捕したのが、斎藤貴聡と智華の夫婦と、知人で神奈川県横浜市の派遣社員Aの3容疑者だ。調べに対し斎藤容疑者は黙秘し、智華容疑者は「まったく身に覚えがありません」と否認していたという。

「逮捕容疑の事件は昨年7月10日に起きました。他人名義のクレカを使って、大阪府内の家電量販店でスマートフォン2台(約30万円相当)を購入。さらに都内の衣料品店で洋服を買ってから返品し、現金約10万円を払い戻させたとされます。カード会社から『不正使用の疑いがある』と警察へ通報があり、事件が発覚しました」(同前)

3人組の犯行手口は、悪質かつ周到なものだった。

「積み荷が当たった」

「まずリースしたフェラーリやランボルギーニなどの高級車に乗り、高速道路でトラックなどを物色します。ターゲットに定めたトラックがパーキングエリアに停まると運転手に近づき、こう言いがかりをつけるんです。『飛び石で高級車が傷ついた』『積み荷が当たった』と。

さらに運転手を信じ込ませるために、物損事故として110番通報し警察まで呼んでいた。警察官が当事者間で話し合うよう促し現場を離れると、『連絡先を交換しよう』などと言って運転免許証を撮影していたんです。3人組は免許証の画像を使い、オンラインで運転手名義のクレカを作っていたとされます」(同前)

3人組は犯行発覚を恐れ、わざと免許証の撮影からクレカ作成まで数ヵ月の間隔を置く。受取先も、運転手名義で借りたアパートやマンションという周到ぶりだったという。

「犯人グループが運転手に因縁をつけた場所は、東名高速や常磐道など1都10県におよびます。警察が押収したクレカは9人分の34枚。約4000万円を不正利用したとされるんです。3人組は衣類や家電を購入したほか、詐欺で得たカネを高級車のリース料やタワーマンションの家賃にもあてていたと思われます」(別の社会部記者)

本誌カメラマンは3容疑者が9月3日に警察署へ入る様子を撮影。彼らは衝撃の姿を見せていた。犯行を認めたA容疑者はガックリと肩を落とし俯いていたが、斎藤容疑者と智華容疑者夫婦の様子は対照的。斎藤容疑者は報道陣に挑みかかるようにふてぶてしい視線を向け、智華容疑者は歯茎を見せ笑っているようにさえ見えたのだ。

警察は、むやみに顔写真や住所の入った身分証明書の撮影に応じないように注意を促している。