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衣料品店などに設置してある、古着の回収ボックス。従来より便利なものを岡山市の会社が作ったといいます。一体どんな回収ボックスなのでしょうか。

【写真を見る】洋服なら破れていても引き取ってくれる古着の回収ボックス 糸と生地に戻して製品化【岡山】

今月(9月)21日に岡山市南区のスーパーマーケットにお目見えした古着の回収ボックス。衣料品店では「その店で購入した商品しか引き取ってもらえない」ケースが多いといいますが、こちらは「洋服ならなんでも引き取ってくれる」のが特徴です。

なぜ、このような回収ボックスを作ったのでしょうか。手がけたのは岡山市北区に本社があるアパレルメーカーです。

(カイタックファミリー 小林勇哉さん)
「アパレル業界がサステナブルに関してまだ疎い。そこに対して、僕たちメーカーだったり、アパレルに携わるものが何かできないかと、このプロジェクトがスタートしました」

アパレル・繊維産業は全産業の中で石油産業に次ぎ二番目に多くCO2を排出していると言われていて、環境問題に岡山から貢献しようと立ち上げを決めました。そんな今回の取り組みにはもう一つ、大きな特徴があるといいます。

(カイタックファミリー 小林勇哉さん)
「一度糸と生地に戻して、それをまた私たちの方で製品化しまして、お客様の方に戻していくというシステムになっています」

すべて糸と生地に戻してから新たな洋服を作るため、たとえ服が破れていても引き取ってくれるといいます。

(Q集まりすぎて困るということは?)
(カイタックファミリー 小林勇哉さん)
「それは一切ないです。集めた分だけ服に戻していくというプロジェクトなので、どんどんお客様に入れていただければ非常にありがたい」

洋服なら破れていても引き取ってくれる古着の回収ボックス。まずは来月(10月)20日までの期間限定で設置されますが、カイタックではほかの場所も含め今後、常設を検討していきたいとしています。