神戸新聞杯に出走予定のジューンテイク(ユーザー提供:フォスさん)

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 今週の日曜日は、中京競馬場で神戸新聞杯(GII)が行われます。

 過去10年の神戸新聞杯は5番人気以内の馬が10勝2着6回3着5回と良績を残しています。15年以降では5番人気以内の馬が最低2頭は馬券に絡んでいますので、上位人気馬が順当に力を出していると言えるかもしれません。

 そして、5番人気以内の馬で注目したいのが前走日本ダービー組です。過去10年の神戸新聞杯で5番人気以内かつ前走が日本ダービーだった馬(出走取消は除く)は、31頭が出走し9勝2着5回3着3回。複勝率54.8%、複勝回収率105%と優秀な成績を残しています。

 今年の神戸新聞杯でも上位人気馬はもちろんですが、その中でも前走で日本ダービーに出走していた馬に注目して予想は組み立てたいところです。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆人気でも逆らう余地なし

 今週の神戸新聞杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるジューンテイクでした。

 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。

 ジューンテイクは前走で日本ダービーに出走。想定オッズでは5番人気以内が有力となっていますので、過去10年の神戸新聞杯の傾向から好走する可能性は高そうです。それだけではなく、2走前には京都新聞杯(GII)で重賞初制覇。今年の神戸新聞杯の出走馬の中では唯一のGII勝ち馬ですし、能力的にも十分に通用するモノがあります。

 今回は中京競馬場が舞台となりますが、中京では2戦2勝と負け知らず。23年12月のこうやまき賞(1勝クラス)では、今年のラジオNIKKEI賞(GIII)を勝ったオフトレイルを負かして勝利。決して相手に恵まれた勝利ではなかったですし、コース適性の高さは申し分ありません。

 能力やコース適性、そして過去の神戸新聞杯での傾向から、人気でも逆らう余地はなさそうです。状態面についても前週の土曜日にウッドコースでしっかりと追い切られていますし、最終追い切りでも坂路で力強い動きを見せています。自身の力を出し切れる態勢は整っていそうですし、人気に応える走りが期待できそうです。