レバノン南部へと向けて離陸するイスラエル軍の戦闘機。イスラエル国防軍提供(2024年9月19日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / Israel Defense Forces (IDF)

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【AFP=時事】イスラエル軍は19日、レバノン国内にある数百の目標を空爆したと発表した。発表は、イスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の指導者が、組織の通信機器を標的とした攻撃に対して報復を誓った直後だった。

 イスラエル軍は「約100の発射装置とその他テロリストのインフラを攻撃した」と発表し、また「約1000個の砲弾が即時に発射可能な状態だった」と説明した。

 レバノンでは今週、ヒズボラのメンバー数千人の通信機器が2日続けて爆発し、37人が死亡、約3000人が負傷した。この攻撃についてイスラエルはコメントを出していないが、ヒズボラはイスラエルによる攻撃と断定し非難している。

 レバノンの国営通信社NNAによると、イスラエル軍はレバノン南部を少なくとも52回にわたって攻撃した。

【翻訳編集】AFPBB News

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