マーリンズ戦に「1番・DH」で先発したドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

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51号は特大134メートル弾、ここにも隠れた記録が

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」で先発し、6安打3本塁打10打点、さらに2盗塁も決める大爆発。6回に2試合ぶりの49号、7回に今季50号を放ち、大リーグ史上初となる「50本塁打&50盗塁」に到達すると、9回には51号3ラン。51号は飛距離134メートルの特大弾で、ここでも大谷らしい記録を樹立している。

「50-50」まであと2本塁打、1盗塁でこの試合を迎えた大谷は、初回に右中間二塁打で出塁し今季50個目の盗塁を記録。2回にも右前適時打の後、51個目の盗塁を決めた。

 3回に2点二塁打を放ち、6回には1死二塁から右翼スタンドへ49号2ラン。7回には50号2ランを放ち史上初の「50-50」に到達した。さらに9回には2死一、二塁で6度目の打席が回ってきた。2ボールからの3球目、外角高めの直球を引っ張ると、速度113.6マイル(182.8キロ)、飛距離440フィート(134.1メートル)という雄大な打球が再び右翼上段へ舞い降り、51号3ランに。「51-51」に記録を伸ばした。

 この特大弾がまた、新たな記録につながった。MLB公式のサラ・ラングス記者は、自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニは今季、440フィート以上の本塁打を13本打っている」「これは2015年のスタットキャストによる計測開始以降、ドジャース選手の最多記録。ジョク・ピーダーソンの12本と並んでいたのを更新した」と投稿した。

 ピーダーソンは2014年から2020年までドジャースに在籍し、今季はダイヤモンドバックスでプレー。計測開始以降は6年間ドジャースでプレーしている。それに移籍1年目のシーズン途中で並んだ大谷の異次元ぶりが際立つ記録だ。

(THE ANSWER編集部)