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 漫画系YouTubeチャンネル「オンナのソノ」が20日、公式を通じ、公開していたコンテンツに関する盗作疑惑のあった動画について説明、謝罪した。

 事の発端は、今月16日にお笑いコンビ「レインボー」のジャンボたかおがSNSを通じ、同チャンネルに自身のネタが盗作されていると告発。「レインボー」が公開していたネタと全く同じタイトルのものが、「オンナのソノ」で漫画コンテンツとして公開されていた。

 たかおの告発を機に、お笑いコンビ「エレガント人生」も盗作疑惑を告発。同チャンネルは当該動画を一時非公開とした。

 騒動から数日たち、運営は「当チャンネルの投稿コンテンツに関するお詫びとお知らせ」を発表。「今般、SNS上において、当チャンネルが投稿した複数の動画コンテンツについて、特定の第三者の動画コンテンツを盗作・剽窃した疑惑がある旨のご指摘を多数いただいております。この件に関しまして、関係者の方々を含め様々な方にご迷惑をおかけしていることを、まずは深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 盗作疑惑については、調査を行ったといい「当チャンネルにおいて過去に投稿した一部の動画の動画タイトルが、本件投稿者の動画コンテンツの動画タイトルと一致していること、及び本件動画の作成にあたって、本件投稿者の動画コンテンツを参考資料として用いていたことが確認されました」と告白。「また、個別のクリエイターではなく責任者の不手際により、投稿前後に行うべき確認作業が適切に行われず、本件投稿者の動画コンテンツのタイトルをそのまま用いていることを看過したため、このような事態が生じたことが判明しました」とした。

 「このような事態は本件投稿者が作成した動画コンテンツに対する想いに反するものであり、本件投稿者をはじめ、様々な方にご不快な思いをさせる形となったことにつき、深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪したが、「なお、本件動画内のストーリーやセリフ自体について、本件投稿者の動画コンテンツと一致している事実はございませんでした」とも。

 「本件を受け、当チャンネルは再発防止を徹底するため、既に、過去に当チャンネルが投稿した動画に関して同様の懸念がないかを確認し、同様の疑惑が生じ得る動画を非公開にする措置をとったほか、本件の発端となった上記責任者については、当チャンネルの運営に一切関与させない措置をとっております」と措置を報告した。

 また、「オンナのソノ」は、2023年に電子書籍化もされている。書籍になったネタについては「本件書籍に掲載されている作品の基となった動画はすべて、現在SNS上で盗作・剽窃した疑惑がある旨の指摘をいただいている各動画の公開日以前のものであることを確認しており、現時点において盗作・剽窃の疑いがあるものは確認されておりません」と説明。

 「引き続き調査を実施しつつ、今後、当チャンネルは、存続の有無自体も含め、動画コンテンツの制作体制の抜本的な見直しを行い、再発防止の徹底に努める所存です」とした。

 盗作疑惑を告発してたたかおは、報告を受け「オンナのソノ的には“以上”らしいですよ 我々は全然“以上”じゃないです!」と思いを打ち明けていた。