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 ◇陸上・日本学生対校選手権第1日(2024年9月19日 神奈川・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)

 女子1万メートルで22年覇者の不破聖衣来(21=拓大4年)は33分12秒79(速報値)の7位で、2年ぶりのタイトルに届かなかった。小川陽香(立大2年)が33分4秒54で優勝した。

 雷雨の影響で予定から約40分遅れての号砲。5月の関東学生対校選手権以来のレースとなった不破はスタート直後に先頭に立つ積極的なレースを見せた。5000メートルは16分33秒で通過。8000メートルを過ぎてトップを譲り、ラスト勝負にもついていけなかったが「順位とかタイムに関しては悔しいが、練習からの過程を考えると納得のいくレースでした」と振り返った。

 不破は1年時の21年10月の全日本大学女子駅伝5区で驚異的ば区間新記録をマークし、同12月には1万メートルで30分45秒21の日本学生記録(日本歴代3位)を樹立。その後は故障に苦しみ、22年の日本学生対校の1万メートルは優勝したものの、本来のコンディションになかなか戻らず競技会からは遠ざかった。

 4月の国士舘大競技会混合5000メートルで約1年半ぶりに実戦復帰。「ケガの多い大学4年間だったが、この経験を絶対に次のステージに生かさないといけない」と視線を上げた。

 10月の全日本大学女子駅伝が次の目標となる。「入学した時から自分が4年になる年に優勝したいという目標があった。ぶらさずに優勝を目指して頑張りたい。自分がエースとしって引っ張らないといけないが、今日の結果では全然力不足だと思う。残りの期間は限られているが、しっかりと調子を合わせていきたい」と気持ちを切り替えた。