ナスリ(左)が母国の後輩デンベレ(右)の課題を指摘。(C)Getty Images

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 現地時間9月18日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節で、パリ・サンジェルマンはジローナとホームで対戦。得点こそ試合終了間際の相手GKのオウンゴールによる1ゴールにとどまったが、ジローナの12倍となる26本のシュートを放つなど圧倒し、勝点3を確保した。 この試合でパリSGのウスマンヌ・デンベレは、右ウイングで先発出場すると得意のカットインから左足を振り抜き、クロスバー直撃のシュートを放つなど攻撃を牽引。両チーム最多8本のシュートを放っている。 絶対エースだったキリアン・エムバペが退団した今シーズンは、攻撃の中心としてリーグ・アン4試合で早くも昨シーズンのゴール数に並ぶ3ゴールと好調だ。【動画】ジローナGKが痛恨のミス!PSGに決勝点を献上 


 ただ、このパフォーマンスに不満を持っているのが、元フランス代表MFのサミル・ナスリだ。『Canal+』の解説者としてジローナ戦を見ていたナスリは試合後、母国の後輩デンベレが解決すべき課題を指摘した。「彼(デンベレ)はフィニッシュをもっと向上させなければならない。これはバルセロナ時代から解決できていない問題で、パリでも解決できていない」 デンベレの決定力不足を指摘しつつも、後輩を叱咤激励するコメントで締めくくっている。「これは何年も続いている問題だ。彼はスピードがあり、技術があり、すべての資質を備えている。もっとゴールを決められれば、もうひとりのエムバペになっていただろう。しかし、まだそこまでには至っていないし、もう28歳だ。時間はなくなってきている」 ナスリの指摘に奮起して今以上に決定力を高めることができるか。デンベレの今後の成長から目が離せない。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部