中学生の子どもが「誕生日にグッチの財布がほしい!」と言っています。中学生にハイブランドの財布は早いですよね?

写真拡大 (全2枚)

中学生になると、ファッションやブランドに興味を持つ子どもも増えてくるでしょう。中には、ブランド物の財布が欲しいとねだる子もいます。しかし、ブランド財布は価格が高いうえに、盗難リスクがある点に注意が必要です。 本記事では、ブランド財布の相場を紹介するとともに、盗難のリスクや紛失した際の対処法について紹介します。子どもにブランド財布を持たせるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ブランド財布の価格相場

表1では、ブランド財布の価格相場を紹介します。
表1

A社 カードケースウォレット 6万500円(税込み) ミニウォレット 7万400円(税込み) ロングウォレット 9万7800円(税込み) B社 コインケース 10万6700円(税込み) ミニウォレット 17万3800円(税込み) ロングウォレット 24万4200円(税込み)

出典:公式サイトより筆者作成
上記の価格はあくまで相場であり、ブランドや商品によって価格は異なります。
 

高価なブランド財布は盗難のリスクがある

高価なブランド財布は、他人の目を引きやすく、盗難のリスクが高いと考えられます。学校や公共の場でブランド財布を持っていれば目立ちやすく、他人から狙われる可能性があります。また、鍵がついていない教室のロッカーにブランド財布を置いていれば盗難にあうリスクが高まるでしょう。
そのため、中学生のうちは、見た目よりも実用性や安全性を重視した財布の所有を心がけることが大切です。盗難や紛失のリスクを避けるためにも、高価なブランド財布の所有に対して慎重になるほうがよいでしょう。
 

財布を紛失した際のリスク

ここでは、財布を紛失してしまった際に起こり得るリスクについて紹介します。子どもに財布やお金を持たせる際は、盗難や紛失にあった場合の危険性を伝えておくことが大切です。
 

身分証から暗証番号がバレる

財布を失くしてしまった場合に、健康保険証などの身分証が入っていれば、本名や住所、生年月日など、記載されている個人情報を他人に知られるリスクがあります。
また、個人情報が悪意ある第三者の手に渡れば、クレジットカードやキャッシュカードの暗証番号を解読される危険性もあります。不正利用や不正引き出しを防ぐために、暗証番号には個人情報に関連した数字を使用しないことが大切です。
 

レシートや会員カードで住所がバレる

財布の紛失により、財布に入っているレシートや会員カードから行動範囲を特定される危険性があります。レシートに記載されている購入場所や商品から、よく利用する店舗や施設を特定でき、行動パターンが把握されれば空き巣などの犯罪につながるおそれがあるでしょう。
犯罪に遭遇するリスクを減らすためにも、財布には不要なレシートや会員カードを入れておかないように注意しましょう。
 

財布を紛失した際の対処法

ここでは、財布を紛失してしまった際の対処方法を紹介します。
 

警察に遺失届を出す

財布を紛失してしまったら早急に警察へ遺失届を提出しましょう。遺失届を出す際は、財布を紛失した状況や財布の特徴などを、警察官から細かく質問されます。
財布の色や形、ブランド名、中に入っていたものなど、可能な限り詳細に伝えてください。遺失届を出しておけば、財布を拾った人が警察に届けてくれた際に連絡してもらえます。
また、遺失届の提出は、財布が犯罪に利用されてトラブルが生じた場合に、いち早く対処するための証拠となります。財布を紛失してしまった場合には、速やかに警察に連絡し、必要な手続きを行いましょう。
 

保険証を再発行する

財布に保険証を入れたまま紛失してしまった場合は、保険証の再発行手続きを行いましょう。子どもの保険証であれば、扶養者が勤務している会社から所属する健康保険組合を通じて再発行されます。
 

中学生にブランド財布を持たせるのはリスクがある

中学生に高価なブランド財布を持たせれば、盗難や犯罪につながるリスクが上がるといえるでしょう。財布を失くした場合には、遺失届の提出や保険証の再発行など、さまざまな手続きが必要になります。
手続きに手間がかかるだけでなく、個人情報が悪用される危険性もあります。子どもに高価な財布を持たせるのは、お金の大切さや情報漏えいの危険性を理解してからのほうがよいといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー