17日、レバノンの首都ベイルートの病院前で、担架で運ばれる人=ロイター

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 【ニューヨーク=金子靖志】レバノンの首都ベイルート近郊などで通信機器が爆破し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが死傷した事件を受け、国連のレバノン特別調整官は17日、「攻撃を強く非難する」との声明を出した。

 声明では、爆破によって子供が犠牲になったと言及し、「国際人道法に基づき市民を標的にしてはならない」と強調した。今回の攻撃が「誰にも止めることのできない大規模な火種となる可能性がある」と強い危機感を示し、関係国に自制を求めた。