『ときメモ』が30周年で大復活。あの頃の恋愛ゲームを振り返る
語尾が「〜りゅん」の不思議系少女・永倉えみる(仙台)、県議の令嬢で病弱な杉原真奈美(高松)、ロックバンドのギター兼ヴォーカルで気が強い松岡千恵(福岡)……と、バイトでお金を稼ぎ各種交通機関を駆使して、ヒロインたちがいる全国12都市をまわる主人公の1年間は大忙し。冷静に考えるとなかなかにツッコミどころ満載でした。『1』の主人公の葬式に12人のヒロインが参列するところから始まる続編『センチメンタルグラフティ2』(2000年)も語り草になっています。
<文/卯月 鮎>
―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン〜なつかしゲーム子ども実験室〜』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も