理事会に臨む三屋裕子JOC副会長(撮影・吉澤敬太)

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 日本オリンピック委員会(JOC)は21日、都内で開催した理事会後に記者会見を行った。頸椎(けいつい)損傷で長期療養中の山下泰裕会長(66)は、今夏のパリ五輪には回復が間に合わず、三屋裕子副会長(65)が会長代行として指揮を執った。節目の大会を終えたものの、山下会長はそのままで当面は三屋会長代行体制を継続する方針だといい、尾県貢専務理事(65)は「現時点では(体制は)そのまま。今後(山下氏の)回復状況によって相談しながら、この先のことについては報告する」と述べた。

 また、JOC幹部役員は山下会長と月1回程度は直接面会していることを明かした。尾県専務理事は「この理事会に先がけても三屋代行、私、星(香里)常務で(山下会長と)直接会いながらご意見をいただく形は取っている。報告についても逐一行っている」と明かした。

 山下会長は昨年10月29日にプライベートで行動している際に転倒し、頸椎を損傷。手術を受け、リハビリを続けている。