プロが教える医薬品の分類! 薬剤師が薬局経営ゲームをしながら市販薬の4分類、取り扱いの違いを説明「実はよく分かってないから助かる」とのコメントも
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【実況×薬学解説】薬剤師マキの挑む薬局経営 #1【VOICEROID実況】』という、いわし@超ビビリさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
薬局やドラッグストアを経営するゲーム「Pharmacy Simulator」で遊びながら、
ゲーム内に登場したお薬について解説していくシリーズです。
ハッキリと申し上げよう。ゲーム実況はおまけだ。
投稿者のいわし@超ビビリさんは薬剤師として働いている薬のプロで、その知識を活かしてゲームを遊びながら医薬品を解説する動画を投稿しています。
今回の動画で遊ぶゲームは、薬局経営シミュレーション『Pharmacy Simulator』です。
薬局やドラッグストアを経営するゲームに登場する医薬品や薬に含まれる有効成分を解説していきます。
まずは店名を入力します。店舗名は「マツモトヒロシ」です。
どこかで聞いたことがある気がしますが、気にせずにいきましょう。
ゲーム開始直後は取り扱える商品が少ないようです。店内もコンクリ打ちっ放しで壁紙もない状態です。
最初は市販薬をいくつか仕入れ注文して、開店準備を進めます。
さて、ここで仕入れた「市販薬」とはどんなお薬のことでしょうか?
市販薬とは、処方箋が無くても買える医薬品のことで「OTC医薬品」とも呼ばれるそうです。
OTC医薬品は「要指導医薬品」「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」の4つに分類されます。
まず、処方箋無しで買えるようになったばかりの薬は「要指導医薬品」です。危険な使われ方や副作用を見逃さないように薬剤師が対面で販売します。
しばらく使われて大丈夫そうだとなると、「一般用医薬品」に分類しなおされます。
一般用医薬品は「第一類」「第二類」「第三類」とさらに細かく分かれます。
第三類は購入や販売に規制がない医薬品で、第二類は努力義務として「販売時にどんな薬か説明する」ようになっているとのことです。
第一類は副作用などのリスクがあり、薬剤師かネットでの販売しかできないようになっているそうです。
要指導医薬品は薬剤師が対面で販売する決まりですが、将来的にはビデオ通話で薬剤師から説明を受ければネットで購入できるようになる予定らしいので、アクセスしやすくなるようです。
解説が終わり、仕入れた薬が届きます。雨の中、野ざらしで。
店の前に積み重ねられた段ボールにビックリ。
薬の中には吸湿性が高く、野ざらしにしてはいけないものもあるそうです。
ともあれ仕入れた薬を棚に置いて、開店準備完了です。
今回の動画はここまでで終了ですが、些細なきっかけからマニアックな医薬品トークが始まり、知識の深さに驚かされます。
自分や家族がお世話になるのに、難しそうでよく知らない……そんなことが多そうな医薬品の世界。
ゲーム実況を見ながら学んでみるのも良いかも知れませんね。
視聴者のコメント
この人、なんでゲームでも仕事してるんだ?
完全に「仕事の後は仕事だぜ!」じゃねぇか
第一類より要指導は厳しいのか
要指導医薬品って、一般人的には何が接点多い薬品なんだろ?
←ロキソニン総合かぜ薬とかアレグラFXプレミアムかな