ドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】

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193センチ&95キロの大谷…同サイズ以上の選手で最多盗塁

 ドジャース大谷翔平投手は今季、リーグ2位の46盗塁をマーク。指名打者に専念していることもあるが、これまでの自己ベストだった2021年の26個を大きく更新し、メジャー史上初の「45本塁打&46盗塁(45-46)」を記録している。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」によると、大谷の体格(193センチ、95キロ)以上の選手では最多の盗塁数になるという。

 同誌は6日(同7日)、名物記者であるトム・ベルドゥーチ氏の「ショウヘイ・オオタニの50-50への挑戦がただの数字ではない理由」とする記事を掲載。「オオタニは巨人だ。彼と同じくらい走る選手で、彼ほど体重がある選手を比べてほしい」とし、「他にいない。オオタニが神秘的な生き物であるユニコーンと呼ばれる理由がまた1つ加わった」と説明する。

 大谷の公式プロフィールによると、身長6フィート4インチ(約193センチ)、210ポンド(約95.3キロ)。このサイズ以上の選手による年間盗塁ランキングは、今年の大谷が1位だ。2013年にアレックス・リオス(196センチ、95キロ)が記録した42盗塁が2位。1988年のホセ・カンセコ(193センチ、108キロ)、2011年のマット・ケンプ(193センチ、102キロ)が40個で続いている。(2位以下の身長、体重は米データサイト「ベースボール・リファレンス」から引用)

 記事によると、大谷はリード、ビハインドに関わらず、4点差以上ついている場面では盗塁を試みていない。ビッグイニングになりにくい2アウトで最も多い24盗塁を決めている。今季の盗塁死は4度で成功率は92.0%。7月22日(日本時間23日)のジャイアンツ戦から23回連続で成功している。年間で大谷と同数以上の盗塁を決め、大谷より高い成功率を収めた選手は5人で、全員が大谷より体重が軽いという。

“重量級”の体格で、盗塁を量産する大谷。メジャーで投打二刀流で活躍するなど異次元の活躍を見せているが、また一つ超人ぶりが分かるデータだ。(Full-Count編集部)