チーム内の信頼関係と好循環が呼び込んだ大勝劇! 久保建英「ギラギラが良い方向にいっている」

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 日本代表は5日、『FIFAワールドカップ26アジア最終予選』の第1節で中国代表と対戦し、7−0で勝利。試合後、右サイドのシャドーとして先発したMF久保建英が自身のゴールやアシストを振り返りつつ、チームとしての手応えを口にした。

 まず、この大勝劇の口火を切った遠藤航のゴールを左CKのキッカーとしてアシストした久保は「あれはセットプレーの練習通りなので、これを機にセットプレーの色々な形が増えていくのかなと思います」と振り返り、所属クラブで最近蹴っていない中での精度の高さについて尋ねられると、「監督が見てくれていたらいいんですけどね」と“久保節”を利かせて報道陣の笑いを誘う場面も。

 さすがの精度に関しては「左からのニアのボールは得意」と語り、「あれだけ完璧にフリーで動いたら多少ボールはラフでも叩けるかなと。あとは遠藤選手がうまく少し待って合わせてくれたので良かったです」とコメント。チームとしての狙いが見事にハマった先制点を喜びつつ、伊東純也のパスを受けてのボックス内に侵入し、左足を振り抜いて決めた自身のゴールについては「ファーストタッチで相手の前に入れたので余裕を持ってシュートを狙えました」と冷静に振り返り、「途中から得点の掲示板を見たら名前がなかったので、最後に取れて良かったです」と笑顔を見せた。


 前半は「少し持ちすぎた感触もあった」ことから、後半は「あまり持ちすぎないように」にプレーすることを心掛けるなど、周囲を生かしてのプレーが見られたことについては「大人になったというのと、余裕もあるので、僕が全てではないですし、あくまでもチームスポーツなので、今回は色々な選手の良さを出そうと意識しました」と総括。さらに「彼らの良さを出すことが僕の結果にもつながってくるのかなと思います」と述べ、チーム内での信頼関係が双方向に良い結果をもたらすとの見解を示した。

 これまでの自分が決めるというスタンスから余裕から生まれてきた現状については問われると、「代表に慣れてきたのと、みんなギラギラしていて、そのギラギラが良い方向にいっている。これから伸び代がある選手だらけなので、試合をやっていて楽しいというのもあります」と述べつつ、次戦に向けては「オーストラリアに勝っているバーレーン相手に今日のような試合内容で勝てて初めて、ファン・サポーターの皆さんが安心してくれると思う」と主張。10日に行われる敵地でのバーレーン戦での必勝を誓った。


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