パリ五輪、射撃混合10メートルエアピストル決勝に臨むトルコのユスフ・ディケッチ選手(2024年7月30日撮影)。(c)Alain JOCARD / AFP

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【AFP=時事】パリ五輪の射撃混合10メートルエアピストルで銀メダルを獲得したトルコのユスフ・ディケッチ(Yusuf Dikec)選手が、世界的に話題になった射撃ポーズの商標登録を申請したと、コーチが2日にAFPの取材で明らかにした。

 コーチはトルコ特許商標庁(TPTO)に申請を行った理由について、ポケットに手を入れたまま射撃するディケッチ選手のポーズを大勢の人々が無許可で商標登録しようとしていることに対抗するためだと説明した。

 申請書は1週間前に提出したといい、「その他の申請は却下された」と語った。AFPはTPTOにコメントを求めたが、返答はなかった。

 ディケッチ選手の射撃ポーズは、ネット上で多くのミームを生み出し、スパイ映画「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンド(James Bond)と比較されたり、実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏が同じポーズを取っている動画を投稿したりもしていた。

 流行はスポーツ界にも広がり、先日行われたサッカーイングランド・プレミアリーグの試合では、チェルシー(Chelsea)のFWニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が得点した際のセレブレーションでポーズをまねていた。

 国営トルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)によると、ディケッチ選手の姿をあしらったTシャツやマグカップ、携帯電話カバーなどさまざまな記念品がすでに販売されている。

 ディケッチ選手は8月に行われたAFPのインタビューで、ポケットに手を入れたままの姿勢で射撃するのは「体を安定させ、バランスを維持するためにやっているだけだ。それ以上の意味はない」と話していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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