キタノクニカラの全姉のキタウイング(22年8月撮影、ユーザー提供:ねおきさん)

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 22年覇者のキタウイングの全妹となるキタノクニカラ(牝2、美浦・小島茂之厩舎)が、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)で姉妹制覇を狙う。

 キタノクニカラは父ダノンバラード、母キタノリツメイ、母の父アイルハヴアナザーの血統。母は未勝利だが、全姉のキタウイングは22年の新潟2歳Sと23年のフェアリーSの覇者。母のきょうだいにはストーミーシーやトキメキ、カヨウネンカなど、ミルファームの活躍馬がズラリと並ぶ。

 7月の福島の新馬(芝1200m)は中団からジワジワ伸びての差し切り。クビ差の辛勝だっただけに、即重賞で勝ち負けとなると微妙かもしれないが、一族に共通する意外性は大きな魅力だ。鞍上は姉の主戦も務める杉原誠人騎手。2年前の「再現」となる戴冠があっても驚けない。