重賞2勝目を目指すプルパレイ(今年5月撮影、ユーザー提供:kouBBさん)

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 UHB賞で2年5カ月ぶりの勝利を手にしたプルパレイ(セ5、栗東・須貝尚介厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞2勝目を狙う。

 プルパレイは父イスラボニータ、母マイジェン、母の父Fusaichi Pegasusの血統。母は10年の米G2・ギャラントブルームHの勝ち馬。半兄のサトノゴールドは19年の札幌2歳Sの2着馬。叔父のカラヴァッジオは16年に愛G1・フィーニクスS、17年に英G1・コモンウェルスCを制し、現在は日本で種牡馬となっている。

 ここまで23戦4勝。3歳時のファルコンSで重賞初制覇。その後は7戦連続で2桁着順に沈むなど、苦しい時期が続いたが、今春になってようやく復調してきた。鞍馬Sで2着に食い込むと、京王杯SCの13着を挟み、しらかばSで3着に好走。そして前走のUHB賞では好位インから抜け出し、実に2年5カ月ぶりの勝利を手にした。これで1200mに限れば3戦連続の馬券圏内。今回は重賞で相手が強化されるが、目下の充実ぶりなら好勝負になっていい。

 重賞勝ち馬には珍しく、今回で15戦連続の乗り替わりとなる。とはいえ、売り出し中の3年目・佐々木大輔騎手との初コンビだから、期待は膨らむ。並み居る強豪、そして世界の名手を相手に、是非とも息ぴったりの走りを見せてほしい。