Jan Woitas/dpa/picture-alliance/Newscom/Zeta Image

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2024年パリオリンピックは8月11日(現地時間)に閉会式を行い、会場にはハリウッドを代表する俳優のトム・クルーズがサプライズ登場。スタジアムで大胆なスタントを披露し、2028年の次回開催地である米ロサンゼルスへと五輪を繋いだ。

ニューヨーク出身、現在62歳のクルーズは閉幕式会場のスタッド・ド・フランス屋上に立ち、ワイヤーと共にスタジアムに左足から着地。大勢の選手たちとハイタッチで交流し、ロサンゼルス市長カレン・バスからオリンピックの旗を受け取ると、オートバイに取り付けて跨る。

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会場内から飛び出したクルーズは、エトワール凱旋門を背にシャンゼリゼ通りを疾走。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ代表曲の一つ「By The Way」を流しながらエッフェル塔前を横切り、飛行場に乗り付けると、そのままジェット機に搭乗する。ジャケットから取り出した通信機で「今、向かっているよ」とニヤリ。

目的地は次回の五輪開催地である米カリフォルニア州ロサンゼルスだ。ギアを装着したクルーズは、映画さながらに上空からスカイダイビング。ハリウッドヒルズに着地したクルーズは、“トム走り”で駆け、何やら大工仕事を始める。カメラがズームアウトすると、街のシンボルであるハリウッドサインの“OO”部分が五輪仕様となっており、パリから2028年のLAオリンピックへとクルーズが繋ぐ、という壮大な演出だ。

スカイダイビングは事前に収録されていたものだったが、スタジアムでのジャンプ降下とバイクに乗って会場を飛び出してく様子は生パフォーマンスだ。クルーズはSNSでスタジアム屋上からの自撮り写真と共に、「ありがとう、パリ!さて、これからLAに向かおう」とコメントした。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズやスヌープドッグ、ビリー・アイリッシュによるパフォーマンスも披露されたこの閉幕式について、映画業界メディアの米は「純然たるハリウッドだった」と記した。次回のロサンゼルス・オリンピックについてバス市長は、「我々の街の多様性と国際性を示すことになるでしょう」「我々にはハリウッドがありますから、たくさんのマジカルな機会を期待したいと思います」と予告。4年後の開幕式では、ハリウッド流のド派手な演出にも期待だ。

クルーズの生涯の代表作である『トップガン』『ミッション:インポッシブル』シリーズを製作・配給する米パラマウント・ピクチャーズはSNSで、「今日の閉幕式はトム・クルーズによって、これまでを振り返りたくなるような素晴らしい瞬間がもたらされました。どんなミッションも、彼は常に受け入れてきました」と、スクリーンを超えた大活躍を称えた。この投稿には、クルーズ自身も「我々が一緒にやれてこれたことをとても誇りに思います。次のミッションも楽しみにしていますよ!」と答えている。

次回のミッションとは、まさしく『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作だ。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)であり、シリーズ第8弾。「衝撃展開」「アドベンチャー映画要素」が予告されている。2025年5月23日US公開予定。

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