キーボード(2012年7月9日撮影、資料写真)。(c)Greg Wood / AFP

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【AFP=時事】チェコ警察は9日、インターネット上で小児性愛者(ペドフィリア)を見つけ出し、脅迫したり暴行を加えたりしている複数の犯行グループを捜査していると明らかにした。グループを構成している大半が若者だという。

 犯行グループは「小児性愛者ハンターズ」を自称。ネット上で子どものふりをして性犯罪者と連絡を取り、ポルノ素材を交換してから会おうと持ち掛けることが多いとされる。

 警察の担当者ヤクブ・ビンカレク(Jakub Vincalek)氏は、犯行グループは実際に性犯罪者に会うと、脅迫するか、暴行を加えていると説明。おびき出した性犯罪者の動画を撮影し、SNSで公開しているという。

 欧州各地で同様のグループが活動しており、チェコの犯行グループも外国のSNSの影響を受けている。

 ビンカレク氏は、「犯行グループは社会の守護者と称して行動し、自らの手で正義を執行しようとしている」と指摘した。

 警察は、強盗や傷害など、犯行グループが関与した複数の犯罪を捜査している。さらに、欧州警察機関(ユーロポール、Europol)とも協力して捜査を進めている。

 ビンカレク氏は「驚くべき事実は、捜査対象となっている最大の犯行グループが、若者で構成されていることだ」と付け加えた。

翻訳編集】AFPBB News

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