『The Witch/魔女』シリーズの延長線上!?韓国ドラマ『暴君』会見レポート

写真拡大 (全7枚)

Disney+(ディズニープラス) で、8月14日(水)より一挙独占配信開始の韓国ドラマ『暴君』。本作の配信に先駆け、7月に行われた記者会見の様子をレポート!

韓国ドラマ『暴君』会見レポート

韓国ドラマ『暴君』は、人間の能力を飛躍的に向上させることを目的としたウイルス「暴君プログラム」を巡り、様々な思惑を持つ人間が壮絶なバトルを繰り広げるノンストップ・サスペンス。

『The Witch/魔女』のパク監督がメガホンをとり、ベテラン俳優のチャ・スンウォンや、『海街チャチャチャ』でブレイクしたキム・ソンホなど、豪華キャストの競演で配信前から大きな話題に。

© 2024 Disney and its related entities

本作でメガホンをとった『The Witch/魔女』のパク・フンジョン監督は、作品について「元々、映画として予定されていたものを、制作途中で全4話のドラマに変更しました。『The Witch/魔女』シリーズの延長線上にある作品で、同作のキャラクターたちの反対側にいる人々、反対勢力の話だと思っていただけるといいと思います」と説明。「『The Witch/魔女』のファンにも満足できる作品に仕上がっている」と自信をうかがわせた。

「新人発掘の匠」としてもよく知られているパク監督。『女神降臨』などで脇役を演じてきたチョ・ユンスを抜擢した理由について、「演技の世界では有名だけど、よく知られていないミステリアスな人を探していました」と説明。「たくさんの俳優に会いましたが、本当にいいキャスティングをしたと思います。まず、僕が見た俳優の中で一番拳をうまく使います。作品をご覧いただくとわかると思いますが、代役を立てずとも、とても上手に拳を使ったアクションをしていました」と褒めたたえた。

© 2024 Disney and its related entities

「暴君プログラム」を探すべく奮闘する元傭兵イム・サン役を演じたチャ・スンウォンは、台本を手にしたときの感想について、「『The Witch/魔女』のファンでした。パク監督の映画の最大の長所は、アクションやスリラーを撮るときに、ためらいがないことです。台本を読んだとき、各キャラクターの激しさをどのように具現化するのか気になりました」と語った。

今回演じた役柄については、「イム・サンは、受けた依頼は絶対で、自分の組織のために動くことに関しては最高の仕事をする人物」と紹介。今回アクションシーンでスタントをたてず、すべて自分で演じたスンウォンは、「スタントと自分の体つきは違いますし、僕の手や足の動きともやはり違うため、自分で演じたいと思いました」と、役へのこだわりを見せた。

© 2024 Disney and its related entities

キム・ソンホは、「暴君プログラム」を管理する極秘プロジェクトのリーダー兼設計者のチェ局長役を演じている。「今作は、個性溢れるキャラクターたちが、追撃戦をしたり、何か目的に向かって奔走したり、ぶつかったりする姿が見どころだと思います。チェ局長は、組織の最年少局長で、自分で動くというよりも、誰かに指示をし、人を動かす立場。危機の場面でもブランチを食べる余裕を見せる落ち着きがあり、目的、信念のためならなんでもする人物です。これまで僕がしてきたキャラクターとは違う雰囲気の役なので、表現できたら面白そうだ、これまでとは違う姿を見せられると思い、ワクワクしながら作品に臨みました」と語った。

パク監督もキム・ソンホの演技に満足したようで、「これまで一度も見せたことのない姿でも上手く見せてくれるだろうと思ったので、「思った通りに演じればいい」と何度も話をしました。実際に魅力的に見せてくれましたね」と評価した。

© 2024 Disney and its related entities

キム・ガンウが演じるのは、「暴君プログラム」のサンプルを破棄するべく韓国に潜入するアメリカの謀報員ポール役。「シナリオを見たとき、ここにいる4人がまるで暴走機関車のように、ラストに向かって突っ走っている感じがとても心地よかったです。このまま最後まで走ったら、結末は一体どうなるのかという緊張感がずっと続くところにも惹かれました。ポールは、韓国の血が流れていながらも、アメリカ国籍を持つ、生意気な“黒髪の人”で、能力は高いですが、血も涙もない残酷さの持ち主です。英語のセリフも多く、苦労しました」と語った。

パク監督の手掛けた映画『貴公子』にも出演していたガンウ。パク監督は、「『貴公子』の時の役とどう差別化しようか、多くの悩みがありました。とても難しい役柄なので、本人も悩みがあったようで、僕ともたくさんの話をしましたが、入念に準備をし、僕が考えられなかった部分までキャッチしてきてくれました。まさしく”黒髪の外国人”でした」と絶賛した。

© 2024 Disney and its related entities

ヒロイン役を射止めたチョ・ユンスは、行方知らずとなったサンプルを取り戻す任務を担う技術者のジャギョンを演じる。はじめてヒロイン役を務めたユンスは、「このようにジャギョンを演じることができたのは、私の人生の中で最も幸せなことで、光栄なことだと思います。初めてシナリオを見たとき、「私がこんなにかっこいい役をするの?」と心がときめいたと同時に、心配もありました」と大役を任されたプレッシャーを吐露した。

アクションシーンも多いジャギョンを演じるにあたりユンスが意識したのは、野獣のようなアクション。「ジャギョンは誰にも負けない体力の持ち主。銃とナイフの使い手で、他にもハサミ、メス、拳まで、本当に様々な武器を使います。クランクインする1カ月半前から、パーソナルトレーナーについてアクションの特訓を受け、基礎体力をつけたり、相手との呼吸を合わせる練習をしたり、銃、ナイフの使い方を学んだりしました。アクションシーンが多く、一つのアクションシーンを撮ると、次のシーンの準備をしなければいけなかったので、撮影をしながらも多くのことを学びました」と語った。

チョ・ユンスの華麗なアクションにはパク監督も驚いたようで、思わず、「よく喧嘩をしてきたのか?」と本人に聞いたほどだという。チョ・ユンスとアクションシーンを撮影したチャ・スンウォンも「僕はあまり共演者を褒めないのですが」と前置きをしつつ、「多くのシーンを一緒に撮りましたが、彼女は努力家でありますし、アクションも上手でした。一生懸命する姿を見ていると、応援したくなりました」と大絶賛。

© 2024 Disney and its related entities

『暴君』配信情報

『暴君』は、8月14日(水)よりディズニープラス スターにて独占配信開始!(全4話一挙配信)