KDDIから法人向けタフネスAndroidタブレット「DIGNO Tab2 5G KYT35」が登場!

KDDIおよび沖縄セルラー電話が法人向け新商品として耐久性に優れた5Gに対応した10.1インチAndroidタブレット「DIGNO Tab2 5G(読み方:ディグノ タブツー ファイブジー、型番:KYT35)」(Kyocera製)を発表しています。発売時期は2024年秋以降を予定しており、価格はオープンながら現時点では未定とのこと。

防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に加え、75cmの高さから落下試験をクリアした耐落下、耐薬品性に対応しており、水回りや清潔さが求められる場所など、さまざまなビジネスシーンで活用でき、新たにNFCを搭載したことによって外付けリーダー不要でマイナンバーカードや交通系IC、クレジットカードのタッチ決済などのさまざまなシーンで読み取りが可能なほか、フロントカメラがオートフォーカスに対応しているため、QRコード決済や一次元バーコードの読み取りが可能となりました。

さらにAndroid標準機能のみでは実現できない電源操作制限やアップデート制御などの細やかな端末管理を可能とする京セラ独自のMDM(モバイル端末管理)機能を搭載し、法人ユーザーも安心して利用可能だとしており、引き続いて企画・設計・製造・修理までを一貫して日本国内で提供する「JAPAN MADE」対応製品となっているため、安心・安全に使えるようになっているということです。


DIGNO Tab2 5Gは京セラの「DIGNO」シリーズでは初のタブレットとなった前機種「DIGNO Tab(型番:KYT34)」の後継機種で、同様に約10.1インチWUXGA(1920×1200ドット)TFT液晶(約1677万色表示)を搭載したAndroidタブレットとなっており、新たに5Gに対応したほか、NFCを搭載するなどによってより多くのシーンで活用できるようになっています。また京セラの特徴でもある企画から設計・開発・試験・製造・アフターサービスまでを一貫して日本国内で実施するJAPAN MADEの対応製品とのこと。

さらにこれまでのDIGNO Tabシリーズと同じく防水や防塵に加え、タフネス面ではテーブルから床への落下を想定した75cmの落下や高さ3cmから6000回の落下といった京セラ独自の試験をクリアしているほか、泡ハンドソープやアルコール除菌シートで手入れが可能なので清潔に使え、ボディーが塗装レスとなっており、長期間使っても傷や摩耗跡が目立ちにくい仕様で、タブレットが不調の際には本体の内蔵部品に異常がないかを簡易的に調べることができるデバイス故障診断機能を搭載しています。



またさまざまな業界で電子化やオンライン対応が進み、今後さらにマイナンバーカードの利用やタッチ決済の機会などでNFCカードリーダーの需要が増えることが予想され、例えば、健康保険証はマイナンバーカードへ移行し、2024年12月2日には現行の健康保険証の発行が廃止され、訪問看護ではマイナンバーカードによるオンライン資格確認が義務化され、さらにクレジットカードなどでのタッチ決済をAndroid搭載製品で実現する決済ソリューションの提供も開始されています。

その他にも将来的に運転免許証とマイナンバーカードを一体化する計画などもあり、NFC読み取り機会がさらに増えることが予想されることからこのような多様なビジネスシーンにおける課題に対応するために本体の画面側(前面)でNFCの読み取りができるように開発され、マイナンバーカードや交通系IC、クレジットカードのタッチ決済などのさまざまなシーンに対応し、外付けリーダーが不要となるため、導入・管理コストを低減することができます。

さらにフロントカメラはオートフォーカスに対応した約500万画素CMOS/広角レンズとなっており、QRコード決済や一次元バーコードの読み取りが可能です。これらにより、幅広い業界における多様な業務の効率化を実現するとしています。なお、NFCはFeliCa(NFC Type F)にも対応していますが、FeliCaのセキュア機能に非対応のため、おサイフケータイやFeliCaセキュア機能がある学生証や社員証、マイナンバーカードなどの製品内への登録は対応していません。


主な仕様は6nmプロセス(TSMC N6)で製造されたMediaTek製チップセット(SoC)「Dimensity 6100+」(オクタコアCPU「2.2GHz Arm Cortex-A76×2+2.0GHz Arm Cortex-A55×6」、デュアルコアGPU「1100MHz Arm Mali-G57 MC2」)や4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、7000mAhバッテリー、USB Type-C端子(急速充電「PD 2.0」対応)、3.5mmイヤホンマイク端子、約800万画素CMOS/広角レンズのリアカメラ、位置情報取得(GPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSS)、顔認証(Class1)、指紋認証(Class3)、ダイレクトボタン、デュアルステレオスピーカーなど。

通信面ではWi-Fi 5に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、IEEE802.11r/k/v/w準拠の高速Wi-Fiローミング(部分的対応)、Bluetooth 5.4、5Gおよび4G(LTEおよびWiMAX 2+)に対応した携帯電話ネットワークとなっており、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMをサポートしています。Wi-Fiテザリングの同時最大接続数は15台。サイズは約260×169×9.9mm(突起部を除く)[暫定値]、質量は約530g[暫定値]、本体色はブラックの1色のみ。OSはAndroid 14をプリインストールし、グローブタッチやウェットタッチなどに対応しています。



記事執筆:memn0ck


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