日本人DFが中東で“金銭トラブル”「お金があるくせにケチ」 1か月で契約解除の全貌を告白
大粼玲央は今夏札幌に加入
DF大粼玲央は今夏、J1北海道コンサドーレ札幌に完全移籍した。
アラブ首長国連邦(UAE)1部エミレーツ・クラブでプレーしていた大粼が契約解除に至った理由を、元Jリーガーで現在はYouTuberとして活動する那須大亮氏の公式YouTubeチャンネルで明かしている。
大粼はアメリカや横浜FC、徳島ヴォルティスを経て2018年夏にヴィッセル神戸へ加入。2019年の天皇杯優勝や昨季のJ1初制覇に貢献した。2023年は最終ラインを支える1人としてリーグ21試合に出場したものの、終盤はベンチ外や控えに甘んじることも増えたため、昨季限りで神戸を退団。UAE1部エミレーツ・クラブへ移籍した。
2月1日にエミレーツ・クラブへの移籍が正式発表されていたが、出場は2月17日に行われたカップ戦のフル出場1試合のみ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ所属のクラブでリーグ戦には出場していなかった。
大粼は、ほかの外国人を獲得したため「いきなり呼ばれて契約解除」だったと明かした。「冬のウインドウで入って冬のウインドウで出ているのは珍しいんじゃないですかね。初体験だった。(気持ちは)意外と普通というか……それ(契約解除)に対してというより、そこからの方が不安だった。『早く次を決めたい』と」と、UAEで契約解除になったあとの所属先に関して不透明だったという。
一方、UAEにはとどまらないといけず「早く帰りたかったけど向こうにいなきゃいけない時間が辛かった」と吐露。そのなかで、金銭トラブルにも巻き込まれ「最初は駄々をこねられて『給料払いたくない』と。『いやいや、こっち契約しているし』と。だから自分の契約的にとりあえず半年オプション付けて。『契約した年は払え』と言って半年分は払ってくれた。お金があるくせにケチ。いなくなった選手に払いたくない」と、給料についても“ひと悶着”あったという。
帰国してすぐデンマークのチームでも契約寸前まで話が進んでいたという。最終的には叶わなかったというが、札幌からのオファーがあり加入を決断。ここまで4試合に出場して新天地でのプレーに全力を尽くしている。(FOOTBALL ZONE編集部)