Photo by Sasha Kargaltsev https://commons.wikimedia.org/wiki/File:David_Lynch_by_Kargaltsev.jpg Remixed by THE RIVER

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「ツイン・ピークス」シリーズや『ブルーベルベット』(1986)などの怪作を生み出した、“カルトの帝王”ことデヴィッド・リンチが肺気腫と診断され、外出が出来ないため対面での監督業は不可能だと明かした。

英のインタビューに応じた現在78歳のリンチが、自身の健康状態を告白。「長年にわたる喫煙で肺気腫になり、好むと好まざるとにかかわらず、家に閉じこもっています。そして、今は新型コロナウイルスのせいでね。風邪でさえ、私にとっては病気になったら大変なんです」と説明。また、「酸素がなくなるまで、少しの距離しか歩けないんです」とも述べ、酸素ボンベを使用して呼吸していることも示唆した。

さらにリンチは、再びメガホンをとる可能性は低く、もし監督するとしても撮影現場には顔を出せないだろうと発言。「そうなったら、リモートでやるでしょうね。あまり好ましくないですが」とも付け加えている。

リンチが最後に監督した作品はドラマ「ツイン・ピークス The Return」(2017)だが、2010年に執筆した『Antelope Don’t Run No More(原題)』の脚本が映画化されることを期待しているとし、「将来がどうなるかは分かりません」とも語った。

このインタビューから数時間後、リンチは自身ので次のようなメッセージをファンに送っている。

「皆さん、

そうです。私は長年の喫煙により、肺気腫を患っています。すごく喫煙は楽しかったしタバコも大好きです。あの匂いもタバコに火をつけることも、タバコを吸うことも。ですが、この楽しみには代償があり、私にとっての代償は肺気腫です。2年以上禁煙していて、最近、多くの検査を受けましたが、肺気腫を除けば健康状態が良好なのは朗報でしょう。私は幸せだし、引退するつもりはありません。皆さんのお気遣いに感謝していることを知ってほしいです。

愛を
デヴィッド」

Megamoneymonster https://commons.wikimedia.org/wiki/File:David_Lynch_Smoking_A_Cigarette.jpg

「ツイン・ピークス The Return」以降のリンチは、『ラッキー』(2017)や『フェイブルマンズ』(2022)に俳優として出演。『What Did Jack Do?(原題)』(2017)『The Mystery of the Seeing Han(原題)』(2022)などの短編映画を監督し、長年にわたるコラボレートで知られるクリスタベルとタッグを組んだアルバム「Cellophane Memories」を、2024年8月2日にしたばかりだ。

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