なでしこ戦士と感動の抱擁「マジ泣く」…対戦国MF寄り添った“思いやり”の1枚が反響
パリ五輪女子サッカー準々決勝後のワンシーンに脚光
なでしこジャパン(日本女子代表)は、パリ五輪の女子サッカー準々決勝でアメリカと対戦し、延長戦の末に0-1で敗戦。
試合後のピッチ上には失意に暮れた選手たちの姿があったなかで、1人のアメリカ女子選手が示した“思いやり”の行動がSNS上で注目を集め「感動した」「マジ泣く」との声が寄せられている。
グループリーグを2勝1敗の勝ち点6で2位通過したなでしこジャパンは、B組を1位通過したアメリカと対戦。両者譲らず0-0のまま迎えた延長前半アディショナルタイムに、相手FWトリニティ・ロッドマンに先制ゴールを決められると、これが決勝点に。2012年ロンドン五輪以来、3大会ぶりのメダル獲得とはならなかった。
試合後終了の笛が吹かれると、背番号10のMF長野風花や20歳FW浜野まいからは泣き崩れ、ピッチに座り込んでしまうほど失意を露わに。そんな光景を目の当たりにし、アメリカの10番MFリンジー・ホランが日本選手へのリスペクトを込めた思いやりの行動が注目されている。
その場面は、なでしこジャパンの公式X(旧ツイッター)上に投じられ、「RESPECT」と綴られた投稿に2枚の写真がアップ。キャプテンDF熊谷紗希が笑顔で相手と握手を交わしたものと、もう1枚ではホランがDF守屋都弥に寄り添い、抱きしめる光景を捉えた瞬間が収められていた。
勝った直後でも歓喜に浸らず、相手の健闘を称えるように守屋と抱擁を交わしたホラン。対戦国選手が見せたこの行動に投稿には「感動した」「オリンピックの精神『リスペクト-思いやり-』負けても感動」「マジ泣く」といった反応が寄せられ、心温まるワンシーンに熱視線が注がれていた。(FOOTBALL ZONE編集部)