スマホをなくした…盗まれた…そんなときに絶対するべきこと

2024年8月5日 13時0分

備えておこう、いざという時のために。

私たちはもうスマートフォンを手放せず、1日の中でもかなり多くの時間をスマホで費やしていますよね。ずっと時間を費やしているスマホには、私たちの情報がたんまりと詰まっています。友人や家族とのやり取りから、銀行残高、クレジットカードに電子マネーも。

そして簡単に世界中どこにでも送金できるし、なんでも買えてしまうという便利さは言うまでもないです。でも、紛失や盗難に遭った場合、デバイスに保存されている個人的な情報を考えると震えてきませんか？

そんなスマホが紛失または盗難に遭った場合、もしくは何らかの理由でアクセスできなくなった場合、アカウントと情報を安全に保つためにすぐにすべきことをおさらいしていきましょう。

リモートでロックする

スマートフォンがiOSかAndroidかに関わらず、リモートでロックが可能です。でも、事前に準備が必要なので、今やっておきましょう。

iPhoneの場合、設定から「Face IDとパスコード」に進んでロック画面を保護し、「盗難デバイス保護」をオンにします。これでスマホ内の機能の多くで認証が必要になります。設定から、自分の名前をタップ。次に「探す」をタップして、リモートでスマートフォンの位置を特定できるようにしてください。

Pixelの場合、設定を開き「セキュリティとプライバシー」をタップ。次に「デバイスのロック解除」（ロック画面の保護用）と「デバイスファインダー」（リモートアクセス用）をタップします。

Galaxyの場合、設定を開いて「セキュリティとプライバシー」を選択し、次に「ロック画面」（ロック画面設定用）と「紛失デバイスの保護」（リモートでスマートフォンにアクセスするため）を選びます。これら機能を有効にすることで、スマートフォンが紛失または盗難に遭った場合に、だいぶ楽になるのでやっておいてください。

iPhoneと離れ離れになってしまった場合、ウェブ上でiCloudを開いて「探す」セクションに進みます。そこで最後の位置を確認できて、またデバイスを見つけた人に自分の連絡先などの情報を出せる紛失モードを有効にすることができます。また、デバイスをリモートで消去することもできるので、誰もデバイスにアクセスできなくなります。

Androidの場合、PixelはFind My Device、GalaxyはSmartThings Findというところで設定をします。Appleと似ていて、誰かがデバイスを見つけて返却される可能性がある場合は、リモートでロックできます。逆に返却されないだろうという場合には、リモートでデータを消去することも可能です。地図上でデバイスの位置を追跡もできますが、自分で泥棒を捕まえてやろうというのはお勧めしません。

アカウントのログインをリセット

上記のすべての手順を済ませられたら、他人があなたのメッセージ、メール、銀行情報、その他の大切な情報にアクセスできる可能性は最小限に抑えられるはずです。しかし、アカウントのセキュリティに関しては、過度なくらいに慎重になっていた方がいいです。

まずは一番重要なアプリのパスワードを変更するのがおすすめ。これで紛失・盗難に遭ったスマホを含むすべてのログインしているデバイスから、自動的にログアウトされます。そして二段階認証ができるアカウントは、しておく方が良いでしょう。

別のデバイスでアカウントにログインできる場合、リモートでも「ログインの場所」で他のデバイスの場所がわかり、サインアウトできることが多いです。

例えば、Instagramのウェブでは、「ログイン中のデバイス」をクリックしてデバイスからサインアウトできます。失くしたり盗まれたりしていなくても、このリストを定期的に確認して、不審な活動がないかチェックする習慣をつけておくといいかもしれないです。

GoogleとAppleもうまくこれに対応しています。Googleアカウントの場合、ウェブ上のGoogleダッシュボードのセキュリティページに移動し、「すべてのデバイスを管理」をクリックします。macOSでは、「Apple」メニューを開き、「システム設定」を選択すると、ログインしているすべてのデバイスのリストが表示されますので、必要に応じてリモートでサインアウトすることも可能です。