AppleはiPhoneやMac、iPadにアシスタントAI「Apple Intelligence」を搭載することを計画しています。新たに、Apple関連情報に詳しいマーク・ガーマン氏が「Apple Intelligenceの開発者向けテストが間もなく始まり、2024年10月には一般ユーザーも利用可能になる」という情報を入手しました。

Apple Intelligence (AAPL) to Miss Initial Release of iOS 18, iPadOS Overhauls - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-07-28/apple-intelligence-to-miss-initial-release-of-upcoming-ios-18-ipados-overhauls

Apple Intelligenceは文章生成や画像生成が可能なアシスタントAIで、「文書の校正」「ラフスケッチを高品質な画像に変換」「通知の優先順位判断」「メールの要約」など多種多能な機能を備えています。また、Apple IntelligenceはChatGPTとの連携も可能で、iPhoneやMac、iPadでChatGPTへの質問などをシームレスに実行できます。Apple Intelligenceの機能の詳細は以下の記事で確認できます。

Appleが新たなパーソナルAIの「Apple Intelligence」を発表、OpenAIとの提携でSiriがChatGPTをサポート - GIGAZINE



AppleはApple Intelligenceの発表時に「2024年の夏にアメリカでテストを開始し、2024年秋にベータ版が利用可能になる」と発表していました。

新たに、ガーマン氏は匿名の情報提供者から「今週(2024年7月第5週)中にiOS 18.1とiPadOS 18.1のベータ版が開発者向けにリリースされ、Apple Intelligenceの早期テストが始まる」という情報を得たとのこと。また、「2024年10月には一般ユーザーもApple Intelligenceを利用可能になる」という情報も入手したそうです。

iPhone 16シリーズは2024年9月に発表されると予想されています。このため、ガーマン氏は「iPhone 16のリリース当初はApple Intelligenceが搭載されず、発売後のソフトウェアアップデートによって利用可能になる」と推測しています。

なお、Appleの公式サイトにはApple Intelligenceの日本語ページも用意されており、ページ末尾には「Apple Intelligenceは、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacで、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部として年内にベータ版で利用できるようになります。Siriとデバイスの言語を英語(米国)に設定する必要があります」と記載されています。このため、日本国内でも言語設定を変更すればApple Intelligenceのベータ版を利用できる可能性が高そうです。