ハムに現れた21歳“新星”が「バケモン」 8.44→1.61に激変、2軍無双に走る衝撃
今季2軍戦で18試合に登板…35奪三振、防御率1.61をマーク
進境著しい左腕に熱視線が送られている。日本ハムの松浦慶斗投手は今季2軍で18試合に登板し、0勝2敗ながらも防御率1.61の好成績を収めている。内容も素晴らしく、28イニングで35三振を奪うなど“ドクターK”として台頭。3年目の成長株に「めちゃくちゃ良くなってる」「バケモンになってて草」などとファンも騒然としている。
大阪桐蔭高から2021年ドラフト7位指名で入団。1年目はコンディション不良などで出遅れながらも、高卒ながら1軍登板を1試合経験。昨年は1軍出場はなく、2軍でも6登板で防御率8.44にとどまった。しかし今季は開幕から躍動し、前半戦を防御率1.61で折り返した。さらに「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024」にも選出されると、最終9回に登板して3者凡退と結果を残した。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、松浦は速球の平均球速が昨年の145.7キロから今年は149.1キロと大幅に上昇。さらにあまり投げなかったカットボールの割合も増加している。こうした変化が奏功してか、対戦打者112人で35三振をマーク。「K%」は31.3%に達し、20イニング以上では両リーグ1位の高率となっている。
急成長中の3年目左腕の快投にファンも注目。「これでドラ7っておかしい」「早く1軍で見たい」「松浦慶斗はガチ」「エグすぎる」などとコメントが寄せられた。新庄剛志監督が率いて3年目の今季は、チームも好調を維持している。松浦が1軍で旋風を巻き起こす日に期待したい。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。