Sansanは7月19日、東急不動産と渋谷エリアのスタートアップ支援に関する提携契約を締結したことを発表した。この提携により、渋谷サクラステージを中心とした渋谷エリアにあるスタートアップ企業のビジネスマッチングを支援する。

Sansan×東急不動産、渋谷エリアにおけるスタートアップ支援に関する提携契約を締結

名刺アプリ「Eight」は、スタートアップ企業の支援に力を入れており、中小企業向けの名刺管理サービス「Eight Team」を提供している。これまでに4000社以上の企業が利用しており、スタートアップ業界に特化した展示会「Climbers Startup JAPAN」も開催するなど、多くのスタートアップのビジネスマッチングを推進しているという。同社は2024年9月をめどに渋谷駅直結の「渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー」に本社を移転する予定であり、渋谷エリアのスタートアップ支援を強化する意向だ。

一方、東急不動産は、渋谷エリアの価値向上を目指し、スタートアップ支援に関連する施設やコミュニティを提供している。今回、Sansanと東急不動産の提携により相乗効果が生まれ、渋谷エリアのスタートアップ産業振興につながると考え提携契約を締結したという。

主な連携として、渋谷エリアのスタートアップ企業と大手事業会社や投資家が交流できるイベントを定期的に開催。名刺交換はEightが提供する「タッチ名刺交換」を活用し、名刺管理や最新情報の把握を支援するという。

また、東急不動産のオフィスビルに入居する企業やスタートアップ、VC、そしてコミュニティスペースの来場者に、デジタル名刺「My Eight Card」を提供し、デジタル名刺の一元管理やスタートアップ業界内のネットワーキングを支援するということだ。