鹿児島読売テレビ

写真拡大

 この綺麗に咲く花、実はアメでできていて、食べることができるんです。鹿児島市の天文館で、県内のパティシエの技術を競う「スイーツコンテスト」が開かれ、学生や若手のパティシエが腕によりをかけた作品が並びました。

(横山あさみアナウンサー)
「天文館アーケードには、いつもは見られないショーケースが並んでいます。中には色とりどりの美しいスイーツ。おいしそう」

「スイーツコンテストin鹿児島」は、学生や若手のパティシエを育成しようと、県洋菓子協会が毎年行っているものです。今年は、より多くの人に作品を見てもらおうと、初めて天文館アーケードで開催。
 直径5センチ程度スイーツで競う「プティガトー」部門には、一般部門に17作品、学生部門に31作品がエントリーしました。

 こちらは「マジパン」と呼ばれる、砂糖とアーモンドの粉末を練り合わせて作るお菓子の部門。テーマは「どうぶつパーク」!楽しそうに遊ぶレッサーパンダやオオカミと赤ずきんちゃんなど、様々な動物がデザインされた繊細でかわいらしい作品が揃いました。

(マジパン学生部門優勝・神村学園高等部調理科2年・中村舞音さん)
「リスと一緒にケーキを作っているイメージで作った。人を笑顔に出来るパティシエになりたい」

 また「世界にたったひとつだけの花」と題し、アメとチョコレートなどで花一輪、葉一枚の作品を作る部門もあり、色とりどりのスイーツの花が会場を彩っていました。

(県洋菓子協会・柳村豊仁会長)
「子どもって一気に成長するんだとびっくりした。すごく努力をした子たちがいるからこんなに美味しいお菓子が並んでいる県なんだと、皆にわかってもらえるような、結果が出せるような業界を目指していきたい」

 入賞者の作品は、2025年春に天文館で開かれるイベントで販売される予定だということです。