敢えてヴィーガンと謳わない。大阪の強烈スープカレー

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大阪といえばスパイスカレーのメッカ(古い?)だが、最近は混とんとした状況。老舗や中堅クラスの人気店は、相変わらず健在だが、新店となると、中心市街地から郊外で出店する傾向があり、東京のラーメン店のように、遠路はるばる赴く状況になるのかも……、なんて。
大阪在住者はもとより、限られた時間でいろいろ回らなければならない観光客にとっても、アクセスのよい中心市街地によい店があるのは、やはり便利。

というわけで、谷町六丁目という大阪の超絶好立地に強い新星が現れた!というお話。

2023年にオープンした『NEW〇RDER』は、ぐつぐつ土鍋で煮込まれた熱々のスープカレーを供す店。メニュー名はずばり、幕末スープカレーというインパクト大のネーミングで、強烈な存在感。湿度が高くムンムンのこの時季だが、幕末スープカレー「新」は、夏野菜がこれでもかと入る逸品。今の時季に勢いある野菜を使っているからこそ、身体は元気に、熱さで暑さが吹き飛ばせるというもの。

野菜は素揚げしたり、衣をつけて揚げたものが、だいたい、ほぼ実ったままの状態でゴロゴロ入っていて、野菜の出汁や13種のスパイス、醤油麹を絶妙にブレンドしたスープが、すべてを一つにまとめあげ、肉が一切入っていないのに、ステーキでも食べたかのような満足感が味わえる。

ヴィーガンに眉唾な人ほど、体験してほしい。恐るべしと唸らせること必至!

『NEW〇RDER』

住所/大阪府大阪市中央区谷町6-13-21

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

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