日本で発行される新しい1万円札に韓国経済侵奪の張本人である渋沢栄一(1840〜1931)が登場し議論になっている。

NHKなど現地メディアによると、日本では今月1万円札、5000円札、1000円札の3種類の新紙幣が発行される。最高額紙幣の1万円札の新しい人物として渋沢栄一が登場した。

渋沢は旧韓末に韓半島(朝鮮半島)に鉄道を敷設し、日帝強占期に京城電気(韓国電力の前身)社長を務めて「経済侵奪」で先に立った人物として批判を受けてきた。大韓帝国時代に利権侵奪のため韓半島で初めての近代的紙幣発行を主導し、自ら紙幣の主人公として登場し韓国に恥辱を抱かせた人物でもある。

大韓帝国では1902年〜1904年に日本第一銀行の紙幣として1ウォン札、5ウォン札、10ウォン札が発行されたが、この3つの紙幣に描かれた人物が当時第一銀行オーナーだった渋沢だった。

誠信(ソンシン)女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授は「今回の1万円札の登場人物は2019年の安倍政権で決めたもので、これを是正しないでそのまま発行する岸田政権も問題が大きい。日帝植民支配を受けた韓国に対する配慮がないだけでなく、歴史を修正しようとする典型的な小細工戦略だ」と批判した。