国立競技場で記者会見を実施したカズ。写真:鈴木颯太朗

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 6月25日、横浜FCからJFLのアトレチコ鈴鹿クラブへの期限付き移籍を発表した三浦知良が、国立競技場で記者会見を実施した。

 カズは2022年にも、アトレチコ鈴鹿クラブの前身である鈴鹿ポイントゲッターズでプレー。JFLで18試合に出場して2ゴールを挙げた。その後、23年の2月からはポルトガル2部のオリベイレンセに活躍の場を移し、2シーズンで公式戦10試合に出場している。

 そんな57歳は、約1年半ぶりの国内復帰について以下のように語る。

「身体はやはり疲労などが常に蓄積されていますが、プレーする以上はグラウンドで毎日、情熱を燃やして、頭の中が常にリフレッシュされた状態で立てるのか。そういうことをしっかり考えないといけない年齢になっています。それが自分に本当にできるのかと問いかけて、やめる選択はなかったです」
【画像】“11”のトレーニングウェアで練習するカズ
 また、鈴鹿からは今年1月と4月の2度オファーがあったなか、「決断はそんなに簡単ではなかった」というが、移籍の決め手をこう明かした。

「出場時間のところが大きいです。これは保証されたものではないので、どれだけ出られるか分からないですが、可能性を考えた時に選択肢の中で一番良いのは鈴鹿でした」

 新天地ではピッチ上で躍動する姿を見られそうだ。なお、カズは7月2日からチームに合流予定となっている。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)