ヤンキースのフアン・ソト【写真:ロイター】

写真拡大

ヤ軍ソトは左前腕に違和感を訴え…7日ツインズ戦を途中交代

 ヤンキースのフアン・ソト外野手が左前腕に違和感を訴え、6日(日本時間7日)の本拠地・ツインズ戦を途中で退いた。7日(同8日)に検査を受けるという。ここまでリーグ1位の打率.318、同4位の17本塁打、同3位の53打点を誇る主砲の異変にファンも心配。「これは現代史上最悪の出来事」「深刻じゃなければいいけど」「我々には君が必要なんだ」と声をあげている。

 ソトはこの日の試合に「2番・右翼」で出場。3打席に立ち、1打数無安打2四球とし、雨天中断を経て再開された6回の守備から交代となった。MLB公式サイトは「ソトが試合を離れるきっかけになるようなことは、フィールド上では特に見られなかった」と伝えた。

 ニューヨーク放送局「SNY」によると、違和感は先週から続いていると、アーロン・ブーン監督が話したという。ニューヨーク地元メディア「ニュースデイ」のヤンキース番、エリック・ボーランド記者はソトの話として、前腕の違和感と張りをここ1週間半から2週間感じていたが、なんとか切り抜けようとしていたと伝えた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番、クリス・カーシュナー記者は、投球やスイングで前腕が痛むことはなかったとソトが語ったと報じている。

 ドミニカ共和国出身の25歳は“天才”と評され、ナショナルズで2019年に球団初の世界一に貢献。2020年に首位打者に輝いた。2022年8月に大型トレードでパドレスに移籍。昨季は打率.275、35本塁打、109打点、OPS.929をマークし、オフにヤンキースへ移籍した。今年1月には年俸3100万ドル(約48億円)で合意。年俸調停の権利を持つ選手としては、2023年に大谷翔平エンゼルスが結んだ年俸3000万ドル(約46億7000万円)を抜いて史上最高額となった。

 ヤンキースはこの日も勝って8連勝。勝率.703(45勝19敗)で首位を快走するが、メジャートップの21本塁打を放つアーロン・ジャッジ外野手と共にチームを牽引する主砲が長期離脱となっては一大事。「これは、まずい」「ソトは大丈夫なのか?」「僕の左腕を提供するから」「冗談だろう」「もう終わりだ」「こんなに上手くいくはずはないと思っていた」とファンはコメントを寄せた。検査の結果が注目される。(Full-Count編集部)