アーセナル冨安に両面の評価「何度か集中力を欠いた」「守備は良かった」現地メディア見解
左SBでフル出場
イングランド1部アーセナルは現地時間5月12日、プレミアリーグ第37節でマンチェスター・ユナイテッドと激突し1-0と競り勝っている。
敵地で貴重な勝利を挙げたなか、左サイドバック（SB）でフル出場した日本代表DF冨安健洋には両面の評価があるようだ。
ユナイテッドのホーム「オールド・トラッフォード」に乗り込んだアーセナル。左SBの位置にいながら、プレスと連動し前線にも顔を出す冨安は、前半18分にはベテランMFカゼミーロと相手のゴールライン際で競り合う場面もあった。
試合は前半20分、アーセナルが相手のゴールキックを最終ラインで奪うと、右サイド前線でフリーになっていたMFカイ・ハフェルツへ。スピーディーな攻めから最後は中央のFWレアンドロ・トロサールがネットを揺らし先制した。
終盤までFWアレハンドロ・ガルナチョを中心としたユナイテッドの猛攻を凌いだアーセナル。追加点こそ奪えなかったものの、1-0で勝利。勝ち点3をゲットし、暫定首位に返り咲いている。
英メディア「フットボール・ロンドン」が出したこのゲームの選手評価で、冨安は6点（10点満点）と採点。「何度か集中力を欠いた場面があり、そのうちのひとつはアントニーの侵入を許しそうになった」と後半途中出場のアントニーに対するシーンに言及したが、「アマド（・ディアロ）という厄介な相手との1対1のデュエルの守備は良かった」と守備面での貢献を称えている。
アーセナルが残すのは最終節のエバートン戦のみ。ラストまで負けられない戦いが続くなか、無失点に抑えた冨安ら守備陣の頑張りは次節にもつながるはずだ。（FOOTBALL ZONE編集部）
