「水原一平はこの金で他に何をしたのか」 違法賭博以外の使い道を米報道「5000万円の取引が…」
米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者が12日(日本時間13日)、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷し、違法賭博への関与が報じられて以降初めて公の場に姿を現した。一方、米メディアは違法賭博以外の金の使い道を報道。転売目的の野球カード購入歴があり、大谷のカードも含まれていたという。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「イッペイ・ミズハラの供述書にあった覚えておくべき重要点:オオタニの通訳への最も驚くべき申し立て」との見出しで記事を掲載。「ミズハラはこの金で他に何をしたのか?」と大谷の口座から盗んだとされる金の使い道を伝え、こう続けた。
「捜査当局がドジャースのクラブハウス従業員に聴取したところによると、ミズハラは1月に“ジェイ・ミン”という偽名でパッケージを取り置きしておくことを彼ら(クラブハウス従業員)に話したという。それはミズハラが過去にメールアドレスやウェブサイトに使用していたものと同じ偽名だった」
「その中にはヨギ・ベラ、フアン・ソト、そしてオオタニも含む野球カードの束が入っていた」「eBayとWhatnotでは、2024年1月から3月にかけてオオタニの口座から約32万5000ドル(約5000万円)の取引があり、捜査当局は『後日転売する目的』としてカードを購入するために使用されたとみている」
米司法省は、水原容疑者は大谷から1600万ドル(約24億5000万円)を搾取したとして、11日(同12日)には銀行詐欺容疑で訴追したと発表。これを受けて水原容疑者は12日(同13日)になって司法当局へ出頭した。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、水原容疑者はノーネクタイのスーツ姿。足首が拘束された状態で出廷。パスポートの返納、賭博施設への立ち入り禁止、ショウヘイ・オオタニへのいかなる接触禁止、ギャンブル依存症の治療プログラムに参加などの条件に加え、2万5000ドル(約380万円)を支払い保釈されたという。
(THE ANSWER編集部)