右端の商品が、3月5日から期間限定で発売される「キリン 氷結 無糖 ウメ ALC.7%」
キリンビール社は26日、”絶好調”と宣言する「キリン 氷結 無糖」の新製品発表会を都内で開催。2020年から市場投入している無糖チュ−ハイのシリーズにおいて、「ウメ」フレーバーを3月5日から期間限定で発売するといい、会場で「キリン 氷結 無糖 ウメ ALC.7%(期間限定)」をお披露目した。

同社の無糖チュ−ハイは、2020年の発売以降、3年連続で毎年販売数量を更新中。「2023年当社RTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料のこと)の売上No.1ブランドに成長しました。リピーター率が高く、甘くない美味しさが定着してきた」と松村孝弘氏が紹介。”絶好調”とうたう根拠、その勢いが示された。

無糖チュ−ハイのシリーズ展開は、これまでレモンやグレープフルーツ、シークワーサーなど柑橘フレーバーが定番だったが、近年広がっている無糖チューハイ市場の「トレンドを更に加速させたい」と松村氏がコメント。「ウメ」フレーバーは、初の限定商品。今までのラインナップとひと味違う、フレーバーを採用していた。

発表会では、食べ合わせの提案もあり、『氷結 無糖 レモン(アルコール度数・7%)』においては「餃子」。『氷結 無糖 レモン(アルコール度数・4%)』は「ひじきの煮物」。そして、今回発売の『氷結 無糖 ウメ(アルコール度数・7%)』においては「イカ焼き」を実際に並べていた。

▼ 「餃子」「ひじきの煮物」「イカ焼き」の3つ、食べ合わせの提案もあった

『絶好調「キリン 氷結 無糖」新商品&2024年戦略発表会』より


▼ 牛窪恵氏

『絶好調「キリン 氷結 無糖」新商品&2024年戦略発表会』より


特別ゲストとして、トレンド評論家の牛窪恵氏が招待されていて、3つの副菜との組み合わせを試す場面もあり「私の専門外のところですが…」と断りを入れながら、ウメのフレーバーとイカ焼きの食べ合わせは「イカは独特の味わいがするところですが、ウメ自体がその風味を柔らかくする、やさしい味わいにする。イカの味わいをフラットな状態にする感じがあります」とレポートした。

そして、無糖チュ−ハイの市場拡大、そのブームについては「手軽さが大事」といい「シンプルで本質的なものが選ばれる時代。生活に寄り添うものが選ばれる傾向があり、その日の気分に合わせて楽しめるのがマッチしていると思う」とコメントを寄せていた。

▼ (左から)キリン・加藤麻里子氏、牛窪恵氏、キリン・松村孝弘氏

『絶好調「キリン 氷結 無糖」新商品&2024年戦略発表会』より